どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

book

熱狂

アパートの玄関ドアが開きづらいほどに、雪が積もっていた。ゴミ袋を抱えて外に出ると、長靴を超えて雪がズボンにまとわりついた。雪はいつから降り続いているのか、今もなお、深々と降り続けている。 休みだし、雪はねは後にしようと、佐渡島康平『WE ARE L…

関係性

他者のことって、わからないもんだなあ、と思いながら、車を右折し、会社の駐車場に入った。今年、そう思うことが今回で2度目だ。駐車場に車を停め、会社の玄関に入って、アルコールで手指消毒をし、2階に上がる。すでに部下が何人か出勤していて、挨拶を交…

流れ

朝、起きて、なんとはなしに、ネットで冬用コートを見ていたら、欲しくなって、衝動的に購入した。この前、ネットで購入したジャケットは、サイズが合わなかったので、試着しないで購入することに不安はあるのだが、この安さで買うことって、そうそうできな…

ノムさん

ONE PIECE101巻を本屋に買いに行った時に、『Number PLUS 野村克也と名将の言葉学。』を購入した。ひさしぶりの野村監督に触れていると、もっと野村監督に触れたくなって、そういえば、自宅の本棚に野村監督コーナーがあったよなあ、と思い出した。もしかし…

シーソーゲーム

コインランドリーで、洗濯物を乾燥機にかけ、蔦屋書店に向かった。大谷翔平特集のNumberを購入することは決めていたが、ぶらぶらとあてもなく、店内を歩いていると、コンシェルジュ文庫というコーナーがあった。日本各地の蔦屋書店の店員が「今の自分を支え…

ザ・ファブル

友人から、おすすめのマンガ教えて、と訊かれ、その友人がマンガを読んでるイメージがないから、珍しいなあと思いながら、前にも言ったと思うけど、と前置きし、ONE PIECEと伝えた。俺、ダメだった、と即答したので、腕が伸びるのがダメだった?と訊いた。親…

感情

BLUE GIANT EXPLORER1巻、2巻を読んだ。2巻の最後のほうに印象深い言葉というか、心にひっかかる言葉があった。 一昨日お店にいた小説家のロウリー覚えている? もちろん。 彼が以前、教えてくれたの。 私は理由もなくコーヒーが好きって言ったら、 「それが…

ひゃくえむ。

YouTubeで、たまたま、川島・山内のマンガ沼という動画を見たら、おもしろくて、いくかの動画を見た。川島と山内が、おすすめ漫画を紹介するというもので、私も、読んだ本をこうしてブログで紹介するけれど、どう紹介して良いものか悩ましいときがあるから、…

つながりは、いま救われているのか?

生活の批評誌を読みながら、生活について考える日々を過ごしている。生活とは、生きている毎日のこと。であるならば、生活をテーマとして何かを書くということは、あらゆる事柄が含まれるのではないだろうか。では、暮らすは?生活と同じような言葉だけど、…

喪失と回復

その人が置かれている状況を、いかに自分ごととして考えることができるか。そんなことを時々、考えてきた。誰かに起こることは、自分にも起こり得る。そう、自分に言い聞かせてきた。 生活の批評誌第1号を読みながら、よくはわからないが、何か大事なことを…

生活

私が所属するチームに新たな仲間が加わる日、私は休みだった。勤務日にしておくべきだった。困っていることはないか、と、携帯で、皆の状況を確認した。慌ただしくあるようだが、困ってはいないようだった。新たな職員にとって、新たな職場は、どのように映…

6人目

モチベーションを上げるにはどうしたら良いだろう?と考えたのは、たぶん、社会人3年目のこと。当時の上司にも、どうしたら良いかアドバイスをもらったが、どんなアドバイスをもらったのかも忘れてしまった。あの頃の私は、ピンとこなかったのかもしれない。…

百年

歯科の待合室で、友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』を読む。ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』は、自宅の本棚に並んでいるが、まだ読んでいない。どのようなきっかけで、『百年の孤独』を読みたくなり購入したのかも記憶にない。友田と…

奇跡

本を読みながら涙することは貴重で、涙した本は、わりとはっきり覚えている。漫画を読んで泣いたのは、メリー号との別れのシーン(ONE PIECE44巻)以来だなと、宇宙兄弟40巻を読みながら思った。 物語の中心である兄弟それぞれの人柄と、兄弟関係、いや、両…

飯場

猫の仏壇の花を交換し、線香に火をつけて手を合わせた。毎日、一日の終わりに、線香を上げ、一日の報告をおこなう。時に、それは、願いごとになることもあり、神さまみたいだな、と思う。 柿内正午『プルーストを読む生活』に紹介されていた渡辺拓也『飯場へ…

行動

ワクチン接種後、悪寒と倦怠感があり、布団の上で、時に、ソファの上で、横になりながら、柿内正午『プルーストを読む生活』をずっと読んでいた。 とにかく過ぎるのは良くない。アレクサンダーはいつでも過剰に極端な人らしかった。極端な人の話はどうしたっ…

夜明け

秋の匂いだ、そう感じたのは、昨日のこと。昨日のことだけど、書いておきたくて、ここに記す。昨日のことでもう一つ、書いておきたいことは、友人と電話をしたこと。東京から北海道に仕事で出張に来ていた友人。会える距離にいるのに会えない。会えないのな…

2回目のワクチン接種

ワクチンを早く打ちたいという積極的な姿勢ではなく、仕事柄、打たないといけないよね、仕方ない、と、1回目の接種が終わったのが8月下旬で、今日が2回目の接種の日だった。2回目の接種が本番みたいな感じだから憂鬱だった。 接種会場で、案内係の女性が、私…

読書と仕事

柿内正午『プルーストを読む生活』も200頁を超えた。『プルーストを読む生活』に限った話ではないが、読書をしながら、頭のなかに浮かんでくるのは仕事のことが多い。年を重ねると、変わるのだろうか。仕事を辞めたら、そりゃあ変わるだろう。そんなことを考…

人間扱いしているかどうか

その行為が、その物言いが、人間を人間扱いしているかどうか。この一節を、柿内正午『プルーストを読む生活』で読んでから、何度も何度も頭の中に浮かんでくる。こういうとき、今の私に必要なキーワードのような気がして、その感覚を大切にしている。で、時…

ルールがあるから自由になれる

皮膚科で、柿内正午『プルーストを読む生活』を読み、歯科で、柿内正午『プルーストを読む生活』を読む。 プルーストを毎日読み、毎日、日記を書くというルールで始めたらしい。そのルールを読んで、私も、『プルーストを読む生活』を毎日読み、毎日、日記を…

プルースト

ONE PIECE100巻を読む。100巻で、このおもしろさというのが、すごい。今が一番、おもしろいのではないかというほど、おもしろい。100巻は、尾田栄一郎さんの家族に対する感謝の言葉が掲載されていて、これだけ有名な作品の作者ともなれば、その家族の生活に…

創作

日記屋月日というお店のサイトを眺め、Instagramを眺めていた。 そこに1冊の気になる本と出会った。作者不詳の『創作』というタイトルの本。 日記屋月日には、こう紹介されている。この日記について分かっているのは、持ち主が文学者を目指す若者であるとい…

当たり前の価値観

キャンプ場の夜は長い。本を読めるだけの明るさかが、ランタンを選ぶ基準だった。 キャンプ場で、滝口悠生『長い一日』の続きを読んだ。 妻が自分のことを小説に書いたのが許せないと怒り、講談社へ抗議に行くという場面がある。読者の私からすると、そんな…

ふと

20代の頃は朝が辛くて、出勤時間ギリギリに出勤していた。朝が辛いというか、仕事が辛かった。 今は、朝、起きるのが苦ではなく(年齢を重ねた良かったことの一つ)、出勤時間の1時間前には職場に着き、仕事をすることもあれば、車の中で読書をすることもあ…

やるべきことを疎かにしていると運が逃げる

朝ごはんを買いにコンビニに向かう途中、夏休みっぽいな、と思った。空気というか、景色というか。 そういえば、Twitterで、読書感想文を書くためのテンプレートが便利、という書き込みを読んだ。①本を選んだ理由、②あらすじ、③うんぬんかんぬんと続く。 読…

人類学

たまたま目にしたPOPEYE『SUMMER READING2020』を読んでいた。そこに紹介されている一冊の本が目に止まった。 ”差異に溢れた人間たちがともに生きるための人類学”と、紹介されていたその本の名は、松村圭一郎『はみだしの人類学ともに生きる方法』だった。こ…

応援したくなる理由

昼寝から目が覚めると、15時で、病院に行く予定だったけれど、めんどくさくなって、また眠りについた。30分後に、再び、目が覚めて、病院が何時までやっているかを調べると、18時だった。18時なら行けそうと思った。そういえば、いとこからの小包も郵便局に…

カンダバヤシ語録

鬱病なのか、鬱気味なのか、職場の後輩から、体調の調整ができないので、一度、話を訊いて欲しいというLINEが来て、私が話を訊くより、坂口恭平『躁鬱大学』を読む方が助けになると思い、今すぐにでも、読めるようにと、noteのURLを添付して、今、この本を読…

自費出版

ブログのコメント欄に投稿いただいた方からツチヤタカユキさんがInstagramをしていますと教えていただき、Instagramを開いた。ツチヤタカユキと検索し、何人かのツチヤタカユキさんから、これかなと思う人を開くと、そこにURLが掲載されていたのでクリックし…