どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

関係性

 他者のことって、わからないもんだなあ、と思いながら、車を右折し、会社の駐車場に入った。今年、そう思うことが今回で2度目だ。駐車場に車を停め、会社の玄関に入って、アルコールで手指消毒をし、2階に上がる。すでに部下が何人か出勤していて、挨拶を交わし、パソコンを開いた。本日のスケジュールは、会議から始まる。イヤホンを出し、zoomのURLを押して待機した。会議が始まるまでの間、次年度の予算資料を作成する。事務作業の合間で、意識的に職場の同僚と会話をする。今年、最も不足していたこと。昨年までは、最も意識していたこと。休憩時間に、燃え尽き症候群について調べる。ささっと読んだだけなので、よくわからない。かなり前から聞いた言葉だし、なんとなくイメージはわくけれど、では、どのような対策をしたら良いのかが、わからない。コロナも、落ち着いてきて、張り詰めた糸が緩む頃。緩むと疲れがどっと出る気がするけれど、ずっと張り詰めているのも疲れる。では、どう緊張と弛緩を繰り返すのが良いのか。というか、私は、ほぼ緊張していない。弛緩しているわけでもない。程よい。緊張と弛緩をさほど感じない状態がベストなのか。といっても、意識的に、そういう状態にコントロールしているわけでもない。20代の頃は余裕がなかったのを思い出す。緊張多め。そうならなくなったのは年の功なのか。年の功以外に方法はないのか。今日は、割と事務作業にさける時間もあって、順調に仕事が進んだ。

 佐渡島康平『観察力の鍛え方』を読んでいる。全表現者必読と帯に書かれている。 

 人の能力は関係の中で発揮され、人は関係に悩む。佐渡島康平『観察力の鍛え方』p183

 自分の能力が発揮できていると感じるのは、この環境にいるからだと思っている。担当している部署の業務内容もそうだし、一緒に働いている同僚にしても言える。だから、他で同じような働きを期待されても、期待に応えることはおそらくできない。私と同じように、部下同士もそんな関係の中で能力を発揮できたら良いなと思うけど、どうしたら良いのだろうか。

僕が本当にいいと感じる物語は、人と人の関係を描いている。関係から、その人らしさを浮かび上がらせている。佐渡島康平『観察力の鍛え方』p184

 関係から、その人らしさが浮かびあがるとは、どのようなものなのだろうか。