どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

三月十日

小川哲『君が手にするはずだった黄金について』は短編集だった。どうも、主人公は、同じ人物。著者である小川哲が主人公。プロローグという短編を読み終わり、なぜ、タイトルがプロローグなのだろう、と考えてみたが、わからない。 次に収録されているのが、…

他力本願

小川哲『君が手にするはずだった黄金について』を置き、時計を見ると、10時になっていた。コメダに入ったのが8時過ぎで、気づけば2時間近くが経っていた。 『君が手にするはずだった黄金について』の場面、場面で、この場面好きだという気持ちが湧き起こり、…

VIVANT

日曜日の朝、妻を職場に送り、コメダで読書をすることにした。朝、8時過ぎだというのに、すでに、コメダの入口に設置されている長椅子には、もう座るスペースがないほど人が座って待っていた。いつもは平日に来るから空いていただけで、日曜日となると、こん…

いたみを抱えた人の話を聞く

医学部の学生が、私の仕事内容について説明を訊いたあとに、感想になってしまうんですけど、困りました、と言った。感想で、困った、と言われたことが初めてで、感想を訊いたあとも、その余韻が残っている。なぜ、その学生が困ったかというと、私は、一人を…

メモリークエスト

ここのところ、大学生に向けて話をする機会があり、懇親会があったので、懇親会にも出席したのだが、その時に出会った学生の一人が、魅力的だったなと思い出している。 初めは友達のような距離感で、言葉遣いも、馴れ馴れしいと感じたのだが、話していると、…

センチメンタルリーディングダイアリー

妙蓮寺駅から東横線に乗り、ホテル近くの駅である新宿3丁目に向かった。 本屋・生活綴方で購入した@osenti _kenzo _lovinson『センチメンタルリーディングダイアリー』を開いた。開いてすぐに、この本は、私の好きなやつだ、と思った。なぜなら、一発目に、…

本屋・生活綴方

本屋・生活綴方がある妙蓮寺駅に降り立つ。改札を出て、Googleマップを開き、本屋・生活綴方を目指して歩いた。 本屋・生活綴方を知ったのは、岩手県で開催された文学フリマに行った時のことだった。文学フリマに、本屋・生活綴方が出展していて、出展者の中…

さいはて

伊野尾書店をあとにした私は、中井駅から大江戸線に乗り、本屋・生活綴方に向かった。 伊野尾書店で購入した金原みわ『さいはて紀行』を開く。シカク出版という、これまで手にしたことがない出版社であること、都築響一さんのメールマガジン『ROADSIDERs wee…