北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

行動

 ワクチン接種後、悪寒と倦怠感があり、布団の上で、時に、ソファの上で、横になりながら、柿内正午『プルーストを読む生活』をずっと読んでいた。 

 とにかく過ぎるのは良くない。アレクサンダーはいつでも過剰に極端な人らしかった。極端な人の話はどうしたって面白かった。この本の著者もわりと面白がって書いているように感じられてよかった。この人楽しいでしょ、楽しいね、というような。柿内正午『プルーストを読む生活』p503

  バランス感覚が大切だよね。ただ極端な人にも憧れる。なぜ?思想と行動で違う?思想は、極端にならずバランスを保ち、過剰に極端にというか、徹底的に行動を起こす。

 柿内正午さんは、プルースト失われた時を求めて』を毎日読み、毎日日記を書いてブログで公開し、その書いてきたものを自費出版した。私が手にしている『プルーストを読む生活』は、自費出版したものではなく、H.A.Bから出版されたもので、憧れの保坂和志さんとも対談を果たした。私は、その一連の出来事に、なんというか、勇気をもらえると言うか、羨ましいと言うか、やはり行動を起こすことは尊いと知る。

 柿内正午さんが『失われた時を求めて』を読み終わりそうになった時、なぜか、私も寂しい気持ちになった。感情が紙面を通して、伝搬したようだった。そして、映画のエンドロールを観るように、友田とんさんの解説を読んだ。『プルーストを読む生活』は、友田とん『「百年の孤独」を代わりに読む』、宮沢章夫『時間のかかる読書』から着想を得ている。『プルーストを読む生活』の次は、友田とん『「百年の孤独」を代わりに読む』を読もうと思って、注文したが、まだ届いていない。気分は、『プルーストを読む生活』に関連したものが良くて、考える人のホームページを開き、往復書簡「小説⇄演劇」解体計画 滝口悠生+松原俊太郎を読み、零貨店アカミミのホームページで、柿内正午さんの日記を読む。そして、今は、寺田啓佐『発酵道』を読むことにした。

 

プルーストを読む生活

プルーストを読む生活

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