どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

山猫軒

俺は、作品とともに、貼られている新聞記事を読んでいた。 「京都府より富良野に移り住み・・・」読み進めていると、気になる箇所にぶちあたる。 これ、何て読むんだ? 「絵葉猫館」 えはねこかん?なかなか読みづらい店の名前だな。 宮沢賢治の小説に出てく…

あれから風は吹いただろうか?

今思えば、イライラや不満、その他もろもろと同じくらい、いやそれ以上、俺は幸せを感じていた。 だから、やってこれた。 ただ、俺はもっと幸せを感じたかった。 理想郷は、まだ先にあった。 俺は歩いた。 歩いてすぐに壁が立ち塞がる。 幸せは、遥か遠くに…

コーヒー

「アイスコーヒーをください」 夏だろうが、冬だろうが、コーヒーは、好んでアイスコーヒー。 俺は、アイスコーヒーを注文し、店内を眺める。 所狭しと並ぶ小物は、年齢が高めの人の好みに設定されているようだった。 店内は、俺と、店員のおばちゃんが2人の…

秒殺されることもあれば

太郎とともに、俺は、日本各地を回った。 ちなみに、「太郎」っていうのは、俺がつけた車の名前ね。 その太郎の装備に、ナビはない。 ナビがなくても、地図を見て、道路沿いに立っている青い看板を見れば、迷いながらも、目的地に辿りつける。 ナビはあった…

風に乗って

「この前は、ありがとうございました。近くに寄ったんで来ました」 俺はポストカードを置いてもらっている店に足を運び、 オーナーに挨拶と近況を話した。 「あそこも置いてくれるかもよ?さっき来たお客さんが、帰りに寄るって言ってたんだけど、なんって名…

二巡目のバッターボックスに立ち

俺は、いとこの兄ちゃんに質問をした。 そのいとこの兄ちゃんは、以前、営業の仕事をしていた。 「アポって取ってから行くの?」 「アポなしだよ。アポすら取れないから飛び込み」 「ふ〜ん、やっぱ何回も行くの?1回行ったとこって、もう、話したいこと話し…

楽雲庵塾4周年記念Tシャツ(5)

お待たせしました。 楽雲庵塾4周年記念Tシャツ。 値段の折り合いがつかず、ここまで公開が延びてしまいました。 枚数が、一定以上いかないと、高くて作れたもんじゃありません。 二度手間になってすみませんが、購入希望を先にお聞きし、枚数を、ある程度知…

楽雲庵塾4周年記念Tシャツ(4)

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楽雲庵塾4周年記念Tシャツ(3)

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楽雲庵塾4周年記念Tシャツ(2)

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楽雲庵塾4周年記念Tシャツ(1)

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かまいたち

鎌鼬【かまいたち】 突然皮膚が裂けて、鋭利な鎌で切ったような傷ができる現象。特に雪国地方でみられ、越後の七不思議の一つとされる。空気中に真空の部分ができたときに、それに触れて起こるといわれる。昔は、イタチのしわざと信じられていた。鎌風。 [参…

nine years old

俺は、コンビニに一通の封筒を持って行った。 その封筒は、順調にいけば、少女の元に届くことになっている。 先週の日曜日、俺は、親戚の家にいた。 「焼き肉をするからおいでよ」という言葉に誘われ、俺は、車で向かった。 北海道に引っ越し、2ヶ月あまり、…

『MINDGAME』ロビン西:飛鳥新社

結構、いろんな漫画を読んでると思ったんだけど、 知らない、読んでないものって、結構あるんだなぁって思った。 良いものも、おもろいものも、まだまだ、あるんだろうなぁって思った。 この漫画、おもしろい。 おもしろいというか、勇気をもらえる。 自分に…

刺し違える覚悟

戦国時代の武将、前田慶次には、何人かのかっこいい友達がいてね。 その一人に直江兼継って男がいた。 直江兼継は、新潟県の出身で、新潟には、直江津って地名がある。 俺が、前田慶次が好きだって、後輩に話しをしたら、「上越市(直江津は、上越市の一部)…

押し寄せる波のように

それはまるで、押し寄せる波のようだった。 煌びやかな衣装を身にまとい、かけ声、笑顔、そんないろんなものが、いっしょくたんに押し寄せてきた。 俺は、その波に引き込まれ、その勢いに圧倒された。 数年前、俺は、一冊の本を読みながら泣いた。 本を読み…

七転びもすれば

早朝、友達の家のシャワーを頭から浴び、今日の予定、ぽっかりあいちまったなと、ぼぉっと考える。 ぼぉっと考えた末に、よっし、動こうと決め、風呂から上がってきた俺は、 ソファーで寝ている友達に、「今日は、営業行ってくるわ」と話しかけた。 友達は、…

芸森アートマーケット参加中止

明日、参加する予定だった芸森アートマーケット。 手違いが生じて、参加できなくなりました。 予定を立ててくれていた方、本当に、すみません。

3割バッター

とうとう遭遇した。鹿に。 鹿は、慌てて道路脇に移動した。 俺は、俺で、本当にいやがったと興奮し、道路ばかりを見ていたら、絶対ぶつかる。道路脇もみなきゃならん。脇見しながらじゃなきゃ対応しきれんとか考えながら、キョロキョロし運転を続けた。 俺は…

『無駄に生きるな熱く死ね』直江文忠:サンクチュアリ出版

最近、一つのメッセージが、心のアンテナにひっかかる。 「ライオンになれ!ライオンになれ!」 どういうことかというと、自らの手で取りに行く、そんなイメージ。 与えられた餌ばかりを待ってたら、知らず、知らずの内に飼い慣らされる。 与えられた餌に愚…

故郷に掲げる一本の旗

俺は、黄色い分厚い本(タウンページ)を広げる。 そして、「日用品雑貨店」のページに直行する。 ねぇえじゃねぇかぁ。 この街に、雑貨店はなかった。 いや、正確には、まったくないわけじゃない。 そのページに掲載されている雑貨店は2軒。 ただ、雑貨店は…