どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

ラーメン屋にて

お気に入りの黄色のシャツのアイロンをかけようと思ったら、胸ポケットの箇所に、薄く青いシミがついていた。胸ポケットに青色の紙を入れたまま洗濯したようだ。ブリーチをつけて、再び、洗濯したけれど、落ちる気配はなかった。落ちる気配はなかったけれど…

悲しむのは悲しみがやってきたときでいい

仕事の帰り、昨年まで一緒に働いていた後輩に電話をした。北海道から、千葉だったかに引っ越しをして半年くらいが経つので、仕事どう?と訊いた。順調です、声も順調そうで、良かったと思った。時間が経てば、その元後輩の良さは周りの人もわかってくれると…

ファン

ホームランを打つ夢は、どんな意味があるのだろうか、と携帯電話で夢占いを調べた。運気が上昇するとのことだった。ホームランを打ちたいという夢を見たのは高校球児の時で、夢ですらホームランを打ったことがなかったのに、先日、夢の中でホームランを打っ…

見えていないだけ

今日は、一切の仕事をせず、と宣言し、コメダ珈琲へ。いつもの、アイスコーヒーを注文し、鈴木大介『ネット右翼になった父』を読む。 ・・・父は徹底して「大勢に迎合せず」を信条とした人物だった。要するに、流行り物が大嫌い、流行り物は流行っているとい…

答えは与えずに、ヒントを与える

次年度、新任の管理者を私は指名した。その信任の管理者に、細かく口出しせず見守ることを大切にしよう、と自分自身に言い聞かせている。だからなのか、長谷川昌一『名将前夜』の一文が、心に響く。 答えは与えずに、ヒントを与える。いきなり与えられた「答…

野球が好きでよかった

WBC決勝。日本対アメリカ。回の途中、大谷が、試合前の声出しをしている映像が流れた。憧れるのをやめましょう。トラウトがいて、ベッツがいて、野球をやっていれば、聞いたことがある選手がいるが、憧れていたら超えられない。僕らはトップになるために来た…

WBC準決勝日本vsメキシコ

すごい、すごい。テレビの前で涙を流しながら私は何度も呟いた。吉田正尚が同点となるホームランを打ち、ベース上を回る。涙が乾かぬうちに2点リードされ、8回裏に1点差に迫った。9回裏。先頭、大谷がツーベースヒット。大谷がベース上で雄叫びをあげる。吉…

最高です

ホテルのベッド上で伊野尾書店で買ったNumberを開いた。WBC特集。WBC第一回大会が開催されたのが2006年。野球の国際大会が開催されると知った時は、それは、それは嬉しかった。小学生の頃、もし、野球の国際大会が開催されるとしたら、と、一人、夢想しなが…

伊野尾書店

飛行機を利用するのは、コロナ前なので、かれこれ3年ぶりで、3年前にどこに行ったのかも定かではない。もしかしたら、3年以上前のことかもしれない。 空港のラウンジで、出発の時を待つ間、伊野尾書店の店主にメッセージを送るか迷う。伊野尾書店とは、東京…

出発

自宅の駐車場の車の中で、Spotifyを操作したり、ナビを操作していると、妻が部屋着のまま出てきて、あれ?何か忘れたのかな、とドアを開けると、いってきます、と言った私の言葉が聞こえなかったみたいで、妻は、気づいたらいないから、と言っていた。いって…

日記とは

あっという間に雪が溶けた。春が嬉しいのは、遺伝子レベルに刻まれているからかもしれない。春を感じながら車を運転し、コメダに行く。アイスコーヒーを飲みながら、ブログを書いたり、『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』を読む。 『ティンダー・レモ…

価値観をおしつけないでください。

友達と飲んできました。その時の話です。会話の中で「じゃあ早くやればいいじゃん!いつも口ばっかりで何も挑戦してないよね!」と女が男を激励したんです。聞いたことのない声の震わせ方で。聞いたことのない語気の荒げ方で。もう、その言い方が独善の権化…

マッチングアプリ

この日記読みたいと思う情報に触れることが少ないからなのか、日記を読みたいと思えど、読みたいと思う日記と出会えない。そんなことを考えながら、日記屋月日のホームページを開いた時に、『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』というタイトルを目にし…

WBC2023日本vs韓国

大洋ホエールズのユニホームみたいだなあ、と韓国代表の面々をみる。国際試合の緊張感は、かくれんぼをしている時に、鬼が近くに来て、その緊張感に耐えられなくなって、自ら鬼の前に出てしまう感覚に近い。観ているほうが、この緊張感なのだから、監督、選…

WBC 2023日本vs中国

早く帰りたいと思っている時ほど、何か仕事が舞い込んでくることはよくあるが、その日は、そんなことはなく、帰宅の途に着く。運転している最中に、職場の車両に携帯電話が入っている鞄を忘れたことに気づき、携帯電話が手元にない不安や、休日に、わざわざ…

10年

昨日も、コメダ、今日も、コメダで一日を始めている。職場がコメダのようだ。ウェイトレスは、水をテーブルに置きながら、この人、また来た。働いていないのだろうか、と、私を見ているかもしれない。私は、メニューも開かず、アイスコーヒーたっぷり、甘み…

生きているのが、すばらしすぎる

滝口悠生『ラーメンカレー』を閉じ、レジに向かおうと立ち上がった時に、財布を忘れていることに気づいた。財布は、昨日、着ていたダウンの中だった。鞄の中に入れっぱなしの小銭入れの中にお金あるかなあとか考えているところで、コメダは、d払いができたと…

天才とは、こういう人のことを言うと思う

今年度一年間を通して、職員との定期的な面談を実施してきたのだが、その面談があって良かったと職員、何人からか聞いた。これまでも新人職員に1ヶ月に一回の面談というのはしてきたけれど、何が、今年度の面談と違うのだろうかと考えると、今年度の面談で意…

悪口

私が自分に言い聞かせている言葉で、批評家になるな、批判される側に身をおけというのがある。そう言い聞かせているのに、人のことを悪く言うことは、ままあるな、と思って、なぜ、否定的になっちゃうんだろう、と考えていた。理由はいろいろあるけれど、元…

やめたほうが良いよ、と彼女は言った

色とりどりの靴下を眺め、手に取りながら、私の頭の中では、20代の一場面が自動再生された。 たまたま乗ったバスに職場の同年代の女性が乗っていて、その女性の隣の席に私は座り、世間話をしていたのだが、私の靴下を見て、なんで白なの?と言った。白なんて…

なくなって欲しくないもの

昼を過ぎ、外に出かけるのもめんどくさくなって、ゲームをしたり、YouTubeを観たり、本を読み、ダラダラと過ごした。今日の天気がわからない。帰ってきた妻が、車に雪が積もっていると言っていたので、雪は降っていたのだろう。 あなたの住む町、あなたの好…

好きなことをとことんやったら、変人扱いされる

車のバンパーの修理のため、ディーラーに来ている。1時間か、2時間になりますが、店内でお待ちになりますか、と受付の女性が私に訊いた。はい、店内にいます、と私は、椅子に座り、アイスコーヒーを受付の女性にお願いし、持参した武藤良子『銭湯断片日記』…

おおきなきりかぶ

自宅アパートの出入口付近には、時々、焼肉の匂いが流れてくる。アパートから徒歩1分のところに、地元住民が通うであろう店構えの焼肉店がある。外観からは、お客さんが入っているようには見えず、そもそも外から店内の様子を伺えない。ただ、流れてくる匂い…

クリニック・イン・ザ・モーニング

妻が、ネットニュースで、クリニック・イン・ザ・モーニングの医師がインタビューを受けている記事を読んだと私に話かけた。どのようなインタビューだったかは全く頭に入ってこなかったが、その病院名である、クリニック・イン・ザ・モーニングという名称が…

銭湯断片日記

伊藤茂次の詩集をネットで探したが、どこの本屋も完売。オークションか、メルカリで、どこかの誰かが、売ってくれるその日まで、ひたすら待たなければならない。手に入らないと、なおのこと欲しくなる。せめて伊藤茂次の詩集を出版した龜鳴屋で、他の詩集を…

笑え 泣け 無駄に生きろ 無駄に行け 喜べ 悲しめ 散り逝くならば 咲き誇れ

詩を書いていた友人がいた。私にも、詩をプレゼントしてくれたことがある。友人からお土産でもらった白虎刀にその詩は記されていた。木のおもちゃのような白虎刀だったけど、ちゃんと鞘に入っていたので、刀に記されていたその詩に気づくまでに6年の歳月が過…

自由研究

仙台に住んでいた頃、一ヶ月に一度、妻と少しだけ贅沢な外食をすることにしていた。行きつけの店は寿司屋、南欧料理、和食と三店舗あり、ローテーションしていたのか、その月に食べたいと思う店に行っていたのかは記憶が曖昧だ。その頃、行っていた寿司屋は…

カレーのイメージカラーはなぜ黄色?

運転する車の中から黄色いファミレスの看板が目に止まった。どうしてカレーのイメージカラーは黄色なのだろうか。カレーって、黄色というより茶色だろ。何か、企業のイメージ戦略か。カレーパンマンが黄色だったからか。ブログを書きながら、検索してみると…

手に入らないと、なおのこと欲しくなる

『頁をめくる音で息をする』藤井基ニで紹介されていた伊藤茂次の詩を読みたくて、伊藤重次と検索窓に入力した。 ・・・この男が書く詩がたまらなくいいのだ。あまりにも悲しみが突き抜けている。読んでいて明るい気持ちにはならないのに、何くそと無理やり絞…

彼の人生そのものが詩

四国一周をするために広島空港に降り立ち、尾道を通ったので尾道ラーメンを食べた。いや、尾道ラーメンは尾道ラーメンだったが、食べた土地が尾道だったかは定かではない。兎に角、尾道ラーメンが美味しかったという記憶だけは鮮明に残っている。『頁をめく…