どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

WBC準決勝日本vsメキシコ

 すごい、すごい。テレビの前で涙を流しながら私は何度も呟いた。吉田正尚が同点となるホームランを打ち、ベース上を回る。涙が乾かぬうちに2点リードされ、8回裏に1点差に迫った。9回裏。先頭、大谷がツーベースヒット。大谷がベース上で雄叫びをあげる。吉田正尚がフォアボールで1、2塁。吉田正尚の代走で周東。延長を考えていないんだと思った。村上が打った瞬間に、外野を超えたと思った。周東がホームベース上でスライディングをしたと同時に、選手たちは、ホームベース上に走る。私はテレビの前で両手を突き上げ、雄叫びを上げ、涙を流した。大谷の存在が漫画みたいとよく評されるが、WBC準決勝日本vsメキシコも漫画のようだった。野球の試合で、ここまで泣いたのは初めてかもしれない。