どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

10年

 昨日も、コメダ、今日も、コメダで一日を始めている。職場がコメダのようだ。ウェイトレスは、水をテーブルに置きながら、この人、また来た。働いていないのだろうか、と、私を見ているかもしれない。私は、メニューも開かず、アイスコーヒーたっぷり、甘み入りで。トースト、おぐらあん、バターで、と、今日も、昨日と同じメニューを伝える。ウェイトレスが去り、スポーツ新聞を読み始める。一面は、本日から始まるWBCのことで、今日、先発の大谷のことが書かれていた。「日本ハム時代、投打の二刀流として栗山監督と歩み、5年後にメジャーに羽ばたいた。10年後の時を経て再び、当時の恩師と同じ目標に向かって駆け抜ける(日刊スポーツ)」。ちょうど10年だからなのか、10年しか経っていないのに、こんなにすごい選手になったからなのか、10年かあ、としみじみと記事を読む。3月の予定は、WBCを中心に組んでいる。19時以降に試合がある日は仕事を入れているが、日中帯に試合が行われる準決勝、決勝は、仕事を休む。

 3月は、毎年のことであるが、次年度に向けた動きがあるので忙しい。普段よりも頭を回転させているからなのか、夜中に目が覚めて、考えようともしていないのに、仕事のあれこれを考え出し、余裕で再び、眠りにつける時間だったのにもかかわらず、目がさえ、そのまま職場に行った。頭が回転しないなあと思いながら、夜の会議に参加していた。もしかしたら、周りには不機嫌に見えたかも知れない。道路脇の雪が、汚れながら、溶けていく。