どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

悪口

 私が自分に言い聞かせている言葉で、批評家になるな、批判される側に身をおけというのがある。そう言い聞かせているのに、人のことを悪く言うことは、ままあるな、と思って、なぜ、否定的になっちゃうんだろう、と考えていた。理由はいろいろあるけれど、元々、好意を抱いていた人に対しての否定的な言葉というのは、告白して、断られたら、次の日から、その好きだった人の悪口を言って回るという心境に近いのかもしれないな、とコメダ珈琲で、ふと思った。高校生の時だった。告白されて断ったら、次の日から、むっつりスケベと言いふらされた。確かに、スケベは、スケベだけど、むっつりスケベとは、どういう意味なのだろうか、と高校生の私はよくわからなかった。スケベには見えないのに、実はスケベ。知ったことか。そんな言葉を誰が生み出したんだ?