どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

amazon prime day

 昼寝をして起きたら12時になっていた。昼寝を何時からしたかもわからず、昼寝の前に何をしていたかも覚えておらず、もしかしたら昼寝をしたのではなく、ずっと寝ていたのかもしれないと思うほど、午前は、無為に過ぎていった。

 12時だから昼食を食べようと思って、何があるかを考えたら、袋麺があった。袋麺を食べたあとは、パソコンを開いた。

 amazon prime dayという年に一度のプライム会員大感謝祭が開催されるということで、ここを機に、一気にキャンプ道具を揃えるべきではないかと思い、それは、真剣に、慎重に、吟味し、気づけば、2時間という時間が流れていた。この時点で15時になっており、なんてもったいない休日なのだろうと思った。

 ただ、買い物だけは充実していた。LEDランタン、テーブル、車中泊用のマットを購入した。2万円近くamazonで購入したのは初めてのことだったかもしれない。最後まで決めることができなかったのが、ナイフで、ここでいうナイフというのは、薪を割ったり、火がつきやすいように木を削ったりするもので、ナイフといえば、新潟県燕三条付近のものが良い、と妙なこだわりが発動してしまい、見てみると、予算をオーバーしており、今ではないな、となった。

 

焚き火台

 ホームセンターに行き、アウトドアショップに行き、吟味を重ね、焚き火台を購入した。UCOのフラットパックポータブルグリル&ファイヤーピット27173を購入した。ネットでは伝わりづらい軽さと持ち運びやすさが購入する決めてとなった。私のキャンプ道具を揃えていくコンセプトは、コンパクトであり、コストパフォーマンスが良く、防災グッズとしても使用できるということだ。

 自宅に帰って来て、ゆるキャンという漫画を読む。キャンプの動画サイトを見ている時に、知った漫画で、その界隈の人たちには有名な漫画らしく、女子高校生がキャンプをするという物語。漫画を読みながら、必要なキャンプの知識も身につけることができる。

 漫画を読みながら、今後、揃えていくものを考える。今、もっとも欲しいのはテーブル。テーブルはなくても良いといえば良いのだけど、あると便利なもの。次は、寝袋。車中泊を前提としているので、布団でも良いのだが、布団はかさばってしまう。コンセプトであるコンパクトからは反する。車中泊でテントは必要ないのだが、車中泊をより快適にするために、車内を見えなくする目隠しみたいなものと、暑い時に、窓を開けても虫が入らないように蚊帳みたいなものも欲しい。夜に読書できるようにLEDライトも欲しい。なかったらなくても良いのだけど、できれば欲しいと思っているのが、薪をわるときに使用するナイフとクッカー。

 それにしても、道具を選んでいるだけで楽しい。

 

 

折り返しドッキリ

 電話をもらったので折り返した、と後輩に電話をした。えっ?電話しましたっけ?と予想通りの返答を聞いて、私は笑う。後輩から電話はもらっていない。つまりは、折り返しドッキリというコミュニケーションスキルである。

 ミスターモチベーションと呼んでいるその後輩は、珍しく、苦しみの渦中にいるという。どんな苦しみかは聞いていない。風の噂で聞いた。火を焚き、美味しい肉を食べ、日光浴をしながら、だらだらとだらだらとどうでも良い話をして笑えば、少しは気持ち晴れるのではないか、とキャンプに誘ったわけ。

 コロナ禍で困ることの一つは、コミュニケーション不足というか、飲み会ができないこと。オンライン飲み会をしたりしているが、やはり、直接に会いたい。オンライン飲み会のメリットは、遠方の人と顔を見ながら話ができること以外は思いつかない。

 私の後輩のように、一人、悶々と過ごしている人は、コロナ禍に増えているのではないだろうか。知らんけど。

 この2週間、YouTubeで、キャンプ動画を見ながら、どんな道具が必要かは理解した。すでにどの焼き台を買うかも決めてある。道具は私が全て用意する。君は、食べたいもののお金を少しばかり払ってくれれば良い、と伝えた。

 

YouTube

 1週間ぶりの日記である。この1週間、何をしていたかというと、主にYouTubeを観ていた。休みの日は動画を観ているという人の気が知れなかったが、やっと私も理解できた。確かに、YouTubeはおもしろい。

 思えば、ONE PIECE1015話を読んで、ONE PIECE熱が冷めやらず、ONE PIECEの考察動画を見たのが始まりだった。そこからなぜか、キャンプ動画を立て続けに見た。ここのところ、外に出ると、ああ、気持ちが良いなあ、もしかしたら、この季節が一番、好きかもしれない、と思いながら過ごしていた。北海道はとても過ごしやすい毎日だ。

 キャンプをしたいというのもあるが、防災グッズを揃えておきたいというのもある。できるだけ必要なものだけを揃えておきたい。車中泊を基本とするから、テントは必要ない。真っ先に欲しくなったのが焚き火台。キャンプといったら焚き火。火を燃やすためにキャンプをするといっても過言ではない。欲しい焚き火台をネットで調べ、購入する前に、実際、自分の目で見たいと思って、キャンプ用品店に行った。当初、買う予定だった焚き火台は、想像より小さく、そして思いのほか重い。私のキャンプ用品の選び方は、コンパクトを重視していきたい。焚き火台の次は、寝袋。車中泊だから、布団でも良いけれど、コンパクトを重視するとなると、寝袋ということになる。寝袋を使用するとなると、寝袋の下に敷くマットも必要になる。どれが良いのか決めかねている。あとかかせないのが、ライト。ライトも決まっていない。キャンプだけに特化すれば、オイルランタンで雰囲気を出すのがスタンダードだと思うが、私は、防災グッズとしても使用するとなると、LEDとなる。読書できるくらいの明るさが必要で、キャンプ用品店で、このライト良いな、と思ったライトがあったのだが、高い。コストパフォーマンスも重要である。よって、まだ購入していない。

 で、次にはまったのが格闘技の動画である。たまたまテレビでRIZINを観た。かなり久しぶりに格闘技を観て、そういえば、昔、アウトサイダーがおもしろかったなあ、と思い出し、動画で探したわけである。朝倉未来の動画を観て、朝倉海の動画を観て、那須川天心アウトサイダー出身ではないが、那須川天心の動画を観て、前田日明の動画を観た。前田日明アウトサイダーを立ち上げた頃の話や、アウトサイダーで出会った若者とのエピソードが素敵で、私も、日本中の不良よ集まれとは言わないが、人生の再チャレンジができる機会を作りたいと思っていて、微力であり、些細ではあるが、そんなことを考えながら、雇用している。

大人とは?

 休日は、ほぼ昼寝をしている。昼寝をしようと思って、昼寝をしているわけではなく、本を読んでいたら、眠くなる。ちなみに、本は、布団の上で、横になりながら読んでいることが多いから、昼寝も、布団の上で気持ちよく眠れる。つまりには、長い時間の昼寝となる。夜、眠くなれないかもしれない、と不安にはならない。なぜなら眠くならない夜は、年に数回だから。夜は夜で、本を読んでいたら、あっという間に眠くなる。

 で、目が覚めて、起きたら、小学生の頃に戻っていました、という展開を想像した。長い、長い、夢のようには思えない夢。それは嫌だな、と思う。また繰り返さないとならないのお、と思うと思う。仮に、小学生以降から今までの記憶が残っていて、成功間違いなしの人生を歩めるとしても、嫌だな、と思う。そんなことを柴崎友香『千の扉』を読みながら、考えていた。

 柴崎友香『千の扉』は、親しいというわけではなかったのに、結婚した2人が団地に住み、もともと団地に住んでいた祖父から人探しを頼まれるという物語で、なぜ、親しくないのに結婚したのだろうとか、その設定は必要だったのだろうかとか、いや、わざわざ、設定しているくらいだから、これからわかるかもしれないなあと思いながら読んでいて、読みながら、ファンというかなり馴染みのあるカタカナは、外国語なのだろうか、それとも和製英語なのだろうか、と気になって、ウィキペディアで調べた。「熱狂的な」というファナティックの略とあって、へえ、と思った。

 それにしても、ここ最近、カタカナが多くて、気づいたら、一気に増えた感があり、私は、それはあまりよくない傾向なのではないか、というか、少し、イラッとすることがある。何がレガシーだ?誰が使い始めた?と、どうでも良いことに苛立つ。若手職員なんかが使うと、薄っぺらく見えてくるから、私が担当する拠点では、ゆるやかにカタカナの使用を禁じている。

 そういえば、昨日、新人研修には、どんな内容が必要かという話になり、その一つに接遇研修があって、例えば、電話の取り方だったり、名刺の渡し方だったりが、該当するのだけど、参加者の一人が、接遇研修の目的は、社会人として信頼を得るために必要なことを身につけてもらうというようなことを言っていて、その意見は良い意見だと思って、そこが目的ならば、接遇研修では足りないのではないか、と述べた。私が担当する拠点でも、信頼を得るために、どう行動すべきかという話をよくする。もしかしたら、一番、多いかもしれない。つまり、研修で学ぶこともさることながら、実践のなかでも身につけるべき内容であるが、そんな話から、大人って、一言で言うとどんな人だと思う?と、年配の人から訊かれたことがある、という話を始めた参加者がいた。大人とは、大丈夫な人と言っていた、と言った。これまた、なるほどなあ、と思った。安心してまかせられるということなのだろう。私が担当する拠点の安心できる職員の顔が浮かんだ。

 その日の帰り、部下の何人に、最近は、(私が)休みの日に、大丈夫かなあ?と心配になることがなくなったよ、と伝えた。 

 

1015話

 朝食を買いにコンビニに向かった。そういえば、今日は、月曜日だった、と小躍りしながら店内に入り、ジャンプを開いた。ワノ国編から、ONE PIECEを立ち読みしている。もう単行本が発売されるまで待てない。1015話『縁』。あまりにもおもしろくて、そこがコンビニだということを一瞬忘れるほどに集中した感があった。

 勢いそのままに、自宅に戻ってからYouTubeで、ONE PIECEの考察動画(今回が初めて)を見たら、これまたおもしろくて、見続けたら、14時くらいになっていて、ああ、今日、通院日だけど、このままYouTubeを見ていようかなと思った。が、病院だけは行こうと思って、耳鼻咽頭科に行って、通院のあとは、ズボンの裾上げをしてもらうために洋服直しの店に行き、あれ?また、裾上げですか?というような顔を店員にされ、まだあと数本あるんだけど、と思いながら、店を後にして、インスタントラーメンを買って、自宅に着き、再び、ONE PIECEの考察動画を見まくっていたら、この時間になった。単行本は、SBSという質問コーナーもちゃんと読まない、と思った。今更ながら。

 それにしても、ONE PIECEおもしろい。

 

検査結果

 電子カルテに書かれたR/O転移の疑いって何ですか?と訊いた私に、医師は、どこか言いにくそうに、肺癌のことですと言った。検査結果は2週間後だと言われ、この2週間は、いつもと違う2週間を過ごした。

 誰だったか、最悪を常に考えるようにしている、というようなことを言っていて、ここでいう最悪は、もちろん、癌を発症していることで、仮に癌と言われたら、私は、どのような行動(ここでいう行動というのは、残りの命をどう燃焼させるかということ)をとりたいか、もしくは、とるべきかということを考え、考えというか、直感的に頭の中に浮かび、実行に移そうと力が漲った。

 一方、ずっと考えていると現実になると言う人もいて、仮に、ここで余命を告げられても、それもまた運命と考えたり、やり残したことはほぼないしと思ってみたり、だけれども、まだ死にたくないと思ってみたりした。

 1時間ばかり、病院の待合室で本を読んでいると、医師に呼ばれた。私は、大きな鞄を置き、医師の言葉を待った。

 痰には、結核細胞も、結核に似たような細胞も、癌細胞も見つかりませんでした。血液検査にも異常が見つかりませんでしたか?(6本取りましたよね、血液)。はい、血液検査にも異常はありませんでした。私は、何かかしらの病気だと思っていたので、ここで何もありませんでしたと言われると、もはや、それは見落としているのではないか、と疑心暗鬼モードとなり、それを感じたかどうかはわからないが、レントゲンを撮ってみましょうか、ということになり、レントゲンを撮った結果、陰はなくなっていた。なくなるものなのだろうか。

 ともあれ、私は胸を撫で下ろし、病院をあとにした。見落としているという結果でなければ、この結果は、最高の結果だ。

 外は、横殴りの雨が降っていた。