どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

5年

 5年前のこと、私は今所属している5年後の組織をある程度、漠然ではあるけれど、イメージしていた。こんな感じになれば良いな、と。5年経った今、イメージしていた状態に近いところにいる。

 5年、同じことを続けなければ、評価は変わらないではないかと思っている。私は、20代の頃、よく遅刻をしていた。今月は、まだ遅刻していないから、そろそろ遅刻しても大丈夫だろうと思っていた。今の私に、そんな部下がいれば、どんな良い仕事をする部下であっても信頼できないだろう。20代の私は、そのことに気づいていなかった。そのイメージを払拭するのは、3年では足りない。5年、無遅刻無欠席でなければイメージは変わらないと今は思っている。

 20代の私は、数年先、自分がどうなっているかわからないと思っていた。それは、今、私の下で働いている若い職員も同じだろうな、と若い職員を見ていて思う。その若い職員にとっては、イメージできないことでも、私には、ある程度、イメージすることができる。

 数字で何番が好きかと問われれば「5」と答える。それは、野球でいうところのサードを意味し、私は、ずっとサードを守ることに憧れてきたからだ。「5」が好きだからというのもあるが、5年というのが大切な気がしている。