北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

光のあて方が、これまで読んだ本とは違う。

大学3年の時、自分はどんな仕事をしたいのだろうか?と改めて考えて、たどり着いた一つの答えが野球に関わる仕事をするということだった。それほど、野球が好きで、野球ほど好きなものがないとも思っていた。しかし、野球が好きな人は、社会に出ると、ごまんといて、私なんて、全然、大したことがないことを知った。

 

今、読んでいる村瀬秀信『止めたバットでツーベース』もそんな人たちが登場する。

 

東京ヤクルトスワローズ全144試合生放送をしている弁当屋。ヤクルトの選手たちの絵を描くことによって、ヤクルトを応援しようと、6年間、野球の絵を描き続けた美術家。伝説の応援団長。行間から、もわんと熱が伝わってくる。

 

高校野球を見ながら、完全燃焼をしたと思える人は、皆無に等しいのではないか。いや、そもそも人生でも完全燃焼することは難しいのではないかと思っていたけれど、『止めたバットでツーベース』に登場した美術家ながさわたかひろの章を読んでいると、そもそも、私は、ここまで人生をかけるといえるほど、人から見たら狂気に感じるほど、打ち込んだことはないのではないかと思った。

 

『止めたバットでツーベース』は、光の当て方が、これまで読んだ野球本とは違う。

 

止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集

止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集

 

こむらがえり

今年も残すところ3時間半。

 

録画していた『プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達』を観た。観ながら、以前、読んだSpotivaの記事を思い出した。

 

sportiva.shueisha.co.jp

sportiva.shueisha.co.jp

 

DeNAを戦力外になり、打撃投手になるが、その2年後、独立リーグのBC愛媛で現役復帰。130kmだった球速は150kmになったという。そして、今年の秋、入団テストを受けて、再び、DeNAに返り咲き。

 

今は、紅白歌合戦を観ている。もう何年ぶりだろう。こうして、ダラダラとした12月31日は、終わっていくのです。

 

大谷翔平とベーブ・ルース

今年もあと残すところ7時間と25分。

 

録画しておいた大谷翔平が特集されているテレビ番組を観た。大谷の記録で登場するのが、ベーブルースってすごいなと思いながら、気づいたら寝ていた。

 

それからひたすら書きかけの小説を書いて過ごしている。

地べたに胡座をかき、パソコンを打っているので、腰が痛くなってきた。

 

そんな12月31日午後16時38分。

 

 

すすきの観光

昨日は、少しだけ書斎の掃除をして、いらなくなったCDと本をどのように売ろうかと考えて、掃除する手を止めて、山崎ナオコーラ『反社会』を読みながら、居間で寝て、1日が終わった。

 

今日は、仕事で車を運転していると、頭の部分に『すすきの観光』とつけているダンプとすれ違い、何ら、すすきのと関係がなさそうなのに、何で、すすきの観光という名前なんだろうとか、つぶれたボウリング場の跡地に、大きなボウリングのピンのモニュメントだけ残っているのを見ながら、建物を壊すよりも、モニュメントを取る方が大変なのかな、と考えた。

 

来季、台湾で2度の4割を達成した王柏融が、日ハムに入団することをラジオを聴いて知った。今年のドラフトは金足農の吉田も獲得したし、清宮の覚醒も間も無くだろう。今年は、一度も球場に足を運ばなかったけれど、来年は、見たい選手が増えたから、球場に足を運ぼうかな。

 

pha『持たない幸福論』を読み終わった。シングルマザーのシェアハウスの話が書かれていて、良いかもと思った。例えば、ご飯の用意や、子どもの面倒なんかをルールを設定すれば、お互い、助かるだろうなあ。高齢者のシェアハウスは、福祉の専門職を配置すれば、なおのこと良いなとか考えながら読んだ。高齢者のシェアハウスは、以前、テレビで見たような気がする。シェアハウスと聞くと、プライバシーが一番、気になるところだけど、そこをクリアすれば、住み心地はよくなるだろうな。

 

 

そういえば、会社の同僚も学生時代と言っても、もう20年近く前になるのだが、今でいうシェアハウスに住んでいたと言っていた。ひとり暮らしをしているおばあちゃんの2階に4~5人で住んでいたと言っていた。住む条件は、おばあちゃんの用心棒をすること。おばあちゃんの手伝いをすること。飲み会には、おばあちゃんも参加していたと言っていた。おばあちゃんがすごいお酒強いんだって。

 

持たない幸福論』で紹介されていた、グレッグ・イーガン『しあわせの理由』を読みたくなった。脳腫瘍の治療の副作用で幸せを感じることが全くできなくなった少年に、治療をし、4000人の4000パターンの幸せを感じる回路を手に入れることができ、いろんなことに幸せを感じるようにはなったんだけど、自分自身が本当は何が好きだったのかが分からない、自分が一体どういった人間なのかがわからないということで、結局、絶望してしまうんだって。おもしろそう。

 

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

それぞれの人によって何によって幸せを感じるかが偏っているから、それがその人の個性にもなるし生きる意味にも繋がるんだろう。そして有限な人生の中で、多種多様な「生きる意味の根拠」の中から自分が何によって幸せを得られるかをきちんと探すことが生きるということなのだと思う。pha『持たない幸福論』p80

 

持たない幸福論』は、働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない、居場所の作り方の4章からなる。居場所の作り方に興味がなかったけど、読みながら、自分が所属したこれまでの居場所を思い出したり、これって、学校でいじめに遭っている子どもに読んでもらいたいなと思った。

 

嫌いな人間と一緒にいる必要はないし、合わない場所からは逃げていい。世界は広いからもっと自分に合う場所がどこかにあるかもしれない。だからいろんな場所に行っていろんな人に会ってみるのがいい。そのために世界には人類がたくさんいるのだ。pha『持たない幸福論』180

 

 

 

負の感情にも意味があるのだろうか

 Yahoo!ニュースをなんとはなしに読んでいたら、巨人がイースタンリーグ4連覇をしてることを知り、高田萌生が、最多勝最優秀防御率、最高勝率などの7冠に輝いていることを知り、へえ、と思った。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

高田萌生が、何年の入団だっけ、と2年前のドラフトを見ると、作新学院、今井らBIG4と呼ばれた投手が甲子園で活躍した年だった。甲子園から注目していたあの投手たちが、来年は3年目。プロ野球で、どんな活躍をするのか楽しみだ。

 

広島の丸や、西武の浅村のFAに注目が集まっていたけど、12球団獲得選手一覧を見ると、岩隈も巨人入団したんだね。オリックスの金子が日ハムに、オリックスの西が阪神なんだねえ。

www.nikkansports.com

 

話変わり、今日、ふと、痛みは、体を守るためにある感覚だと聞いたことがある。となれば、虚しさや怒りや悲しみなんかの負の感情にも意味があるんだろうな、と過ぎった。過ぎったが、どんな意味があるのかはわからない。

 

最近、小説ばかりを書いて読書していなかったから、軽い感じの読みやすい本はないかと書斎で本を眺めた。三浦しをん神去なあなあ日常』を手に取った。

 

年末は、一年に一度の連休だから、今から読書したり、映画を見たり、のんびりしようと思ってる。

アカソラとアオソラ

日米野球第5戦は、1-5という点差だった。今日は負けたかな、と読書をしながらちらちらテレビを観ていると、7回裏にとうとう同点に追いついた。同点に追いついたところでテレビ中継が終わって、続きが見たくて、インターネットで見れないかな、と思ったら、Huluで観れるということだったけど、私は加入していないので、結果だけ確認しようと諦め、寝室に向かった。

 

『読書の日記』を読み終わり、今は、保坂和志『試行錯誤に漂う』とトーマス・ベルンハルト『私のもらった文学賞』を読んでいる。どちらもみすず書房で、みすず書房つながりだな、と思った。

 

読むとはどういうことか。読むとは読むのにかかった時間のあいだに、読者であった自分が進んだりどこかにズレたりすることで、その時間の響が読んだ人に起こらなかったら読んだことにならない。保坂和志『試行錯誤に漂う』

 

そういえば、日米野球の結果はどうなったのだろうか、とインターネットを開くと、日本が8回裏に逆転した。今回の日本は終盤に、猛烈な粘りを見せる。粘りは見せようと思って、見せれるものではないと思うんだけど、この粘りはどこからくるものなのだろうか。こう何試合も続くと、選手たちの中で、点差が開いても、まだまだこれからという雰囲気が出るのだろうか。それにしても頼もしい。

 

本日の第6戦も4-1と終盤ひやりとはしたものの勝利を収めた。これで、5勝1敗。とうとう今シーズンの野球シーズンは幕を閉じた。

 

先日、オークションで落札したYAMANE『アカソラ』が届いた。早速、何度も何度も聴いている。今も、このブログを書きながら、『アカソラ』を聴いている。この『アカソラ』と『アオソラ』は本当、素晴らしい。『アカソラ』を聴くと『アオソラ』を聴きたくなる。『アオソラ』を聴いていると、『アカソラ』を聴きたくなる。特に、『アカソラ』のFirst Loveと眩暈が良い。宇多田ヒカルのFirst Loveと、鬼束ちひろの眩暈のカバーなんだけど、これがカバーか、というくらいの曲になっていて、かっこいい。特に、眩暈。眩暈の終わりの波の音と、アオソラの1曲目のoneの波の音と重なる。ちなみにYAMANEのoneを聴いて、YAMANEのファンになった。アカソラとアオソラは対になっている。眩暈は特別な曲。

 

何度も何度も聴いていたらカーステレオが熱くなって、カラカラと音を立て、CDが傷つくのではないか、という感じがして、これはまずい、と先ほどまでUSBに移す作業をしていた。『アカソラ』だけでなく、『アオソラ』もUSBにうつし、これまでshabby sic ポエトリーで購入したCDを眺めながら、これも入れとこ、これも入れとこ、と気づけば、23時43分。アカソラをもう一回、聴いたら眠りにつこう。

ねこの爪

雨上がりの空に、虹がかかった。見事な虹で、写真を撮っている人もいた。私は、その虹を眺めながら、縄文時代の人たちは、虹をどんなふうに捉えていたのだろう?カラフルだから、神が喜んでいるとか、なんとか言っていたのだろうか?と考えているのは、『二千七百の夏と冬』を読んでいるから。

 

昨日は、上巻を読み終えたところで力尽き、そのまま眠りについた。縄文時代なんて、全く興味なかったのに、おもしろいと思わせる荻原浩はすごい。手作りの弓や槍で熊と戦うなんてすごい。生きることは食べること。そんな言葉が何度となく頭をよぎり、これって、縄文時代に関係なく、現代にも通ずることなのではないか、と思ったりする。そもそも、生きる上で、大事なことなんて、そんなに多くはないのではないか。食べること。寝ること。愛すること。

 

1週間に1日休みが続くと体がきついなあ、と思いながら自宅の玄関を開ける。すぐにテレビをつけ、日米野球を見る。昨日は、あのあと、柳田のホームランで逆転勝ちをした。日米野球を見ながら、ご飯を食べ、『読書の日記』を読みながら、日米野球を見ている。7回裏で12-1と日本が勝っている。松井秀喜MLBのコーチとして帯同しているんだけど、松井を見れるのは嬉しい。

 

今日の月は、ねこの爪のようだ。