どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

本を作りたい

 はてなブログの編集部のお気に入りで、ブログを紹介してもらい、私が書いている文章が、びっくりするほど多くの人に読まれる機会を得て、嬉しくて、妻に自慢した。それは一時のことで、数日経てば、その数は落ち着き、いつもの人数になるのはわかっている。

 人数の如何に限らず、こうして、自分が綴る文章が、誰かに読まれ、何かしらのリアクションがあるのが嬉しくて、ブログを書き続けている。書き続けて20年になる。

 書き始めた頃から、いつか紙媒体の本にしたいと思っていて、その小さな灯火は、20年間、絶えることなく、20年という節目を迎えて、大きくなり、今年、何がなんでもというか、なんとか実現したい。自作の本を持参し、全国を行脚したい。出会いは、いつも想像を超える。

 まずは、新しいパソコンを買おうと思って家電量販店に行ったけど、どのパソコンが良いのかわからなかったので、アップルストアに電話をした。

 どのようにパソコンを使うのかを問われ、本を作りたいと伝えた。Illustratorなのか、In designかはわからないけれど、本を作るアプリを入れたい、と続けた。オペレイターのかたは、専門学校なのか、何かに通っていたことがあると良い、それでしたら、MacBook Airで大丈夫です、16GB、275MBがよろしいか、と、教えてくれた。16GBも、275MBも、どのような役割を果たすものかはわからなかったが、オペレイターの方とのやりとりは、信頼できるたので、即決した。まもなくパソコンが到着する。

 そんなわけで、私のアンテナには、自分で本を作るというキーワードが引っかかる。先日も、NEUTRAL COLORS『How to Book in Japan』を手にして読んだ。もともとは、NYのSmall Editionsが制作した、本をつくり始める人に向けての指南書で、『How to Book inJapan』は、日本版となる。

 

 小学生との本づくりワークショップでも話すことなんですが、第一は「自分が読みたい本をつくる」ことに心血を注ぐべきです。自分が読んでみたい本、手に取りたいと思える本だからこそ、初めて他人に届けたいという気持ちが芽生えるのだし、そのためにいろんなチャレンジができる。たとえ10冊しか売れない本だったとしても、全力でやるしかない。誰かに頼まれなくてもやる。ということがあればあるほど、その本の熱は高まっていくし、熱は伝染していくのだと信じています。編集や編成のインスピレーションという意味で言えば、映画がきっかけになっていることが多いです。本をひとつの映画のように考えて、どうやってはじまり、どんなシーンをどのような順番で見せていくのか組み立てます。Ambooks 『How to book in Japan』