どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

イチケイのカラス

 スローモーションで雪が降る。何も音がしない。部下との面談の場面が頭の中で自動再生され、犀の角のようにただ独り歩め、という言葉が浮かんだ。

 仕事を終え、自宅に帰ってきて、妻が作ったミートソースを食べ、妻は、明日は休みだから、たまあにお酒を飲もうと嬉しそうにお酒の準備をし、録画していた映画『イチケイのカラス』を再生した。たまあに?とは思ったけれど、嬉しそうにしているところに水を差すこともないし、飲みたい時に飲めば良い。

 阿久津隆『読書の日記 皮算用/ストレッチ/屋上』の続きを読もうと開いたが、『イチケイのカラス』が気にかかり、妻と一緒に『イチケイのカラス』を観た。

 2時間ほどの映画よりも、ドラマのほうが、より登場人物が魅力的に感じられるだろうなあ、と思ったし、妻にそう話した。ただ、これから何時間もドラマを観るつもりはない。主人公は、入間みちおという。入間みちお。自分のペンネームにするのは嫌だけど、なんか良い名前だな。最近、なんか良いという名前が何文字かを数えていて、入間みちおは、6文字。文字数が響きに関係するのだろうか。

 『イチケイのカラス』で、裁判官には他職経験制度というものがあることを知った。裁判官が、その職を離れ、一定期間、他職種を経験するというものらしく、もっと知りたいと思って、ネットで検索したのだが、めんどくさくなって途中でやめた。一度、裁判官になってから、他職種を経験するという理解で良いのだろうか。

 私の職場で実施する場合、一旦、配属先で働いてから、他事業部の経験をするパターンと、新卒で、あらゆる事業部を経験してから、配属先が決まるパターン。どちらが良いのだろうか。