北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

赤井川村構造改善センター

 余市川沿いの桜並木を妻と歩いた。余市川沿いの桜並木はソメイヨシノが中心で、北海道は、エゾヤマザクラが中心だから、ソメイヨシノを見られるのが嬉しかった。そんなに多くはない人たちが、河川敷を歩き、桜を眺め、写真におさめた。

 桜並木を散歩したあとは、余市町を歩きながら、昼食が食べられる店を探した。歩いていくと、飲み屋街みたいな場所にたどり着き、想いのほか、スナックが多くて、この町の規模で、このスナックの数は多すぎないか。コロナの影響もあるだろうし、何軒のスナックが営業をしているのだろうか。そんなことを考えながら歩いていると、目的に近い定食屋があった。

 たまあに、どこにでもあるような定食屋に行きたくなる時がある。メニューは定番の焼肉定食や生姜焼き定食、ハンバーグ定食何かがあるような店。メニューを見ると、そんな感じで、私はヒレカツ定食にしようか、海の幸を食べたいとも思っていたから、シャケフライ定食にしようか迷って、シャケフライ定食を注文すると、売り切れてない、と店員のおばさんが言った。

 店内には、地元の人たちだと思われる人たちが多くいた。出てきたヒレカツ定食が、想像以上のボリュームで、出てきた瞬間に、これは食べられないな、と思った。やっぱり食べられなかった。

 昼食を食べ終わり、近くの温泉を携帯で探した。赤井川カルデラ温泉・保養センターが良さそうだったから向かうことにした。

 赤井川村を訪れるのは初めてで、赤井川村という村があることも初めて知った。赤井川カルデラ温泉・保養センターと思われる建物には、赤井川村構造改善センターと書かれていて、なぜ、このネーミングにしたのだろうか、と疑問が湧いた。間違える人が多くいるからなのか、途中には、カルデラ温泉は右折というような看板があったし、入口のガラスにも、赤井川カルデラ温泉と書かれていることから、この建物で間違いないということはわかるようになっている。なぜ正式名称は、赤井川村構造改善センターなのか。構造改善とは何か?もし、ご存知のかたがいらっしゃったら、そのネーミングの理由を教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

 料金が400円という良心的な価格にもかかわらず、とても気持ちの良い温泉だった。地元の人たちがよく通う温泉なのだろう。温泉から上がり、掲示板には、小学生と思われる字で、カルデラ温泉のここがすてき!というものが貼られていて、いつもならスルーするのだが、なぜか一枚一枚を読んだ。その一枚に、「ふくをぬぐ時とかおふろに入っている時にトイレに行けるようにふくをぬぐところにもトイレがあるのがすてきだと思いました」と書かれていた。私は、心の中で、たいていの温泉は、脱衣所にトイレがあるよ、と呟いた。

 そんなゴールデンウィークの初日。私のゴールデンウィークは、ここ何年も、連休がない。