どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

干しいも

 仕事を終え、自宅の玄関を開けると、カレーの匂いがした。VIVANTは見た?と妻に訊いた。全て観たとのことだった。すごかったでしょ、と妻に言い、私はシャワーを浴びて、妻と二人でカレーライスを食べながら、妻が、日中、観たVIVANTの話や箱根駅伝なんかの話をした。

 食後には、親戚のおじさんが作った干しいもを食べた。親戚のおじさんが作る干しいも、おいしいわ、と言って以来、定期的に作ってくれるようになった。先日、親戚一同で会った時も、干しいもを持って行って良いということで、ジップロックに入っている干しいもを3袋をもらってきた。スーパーで、この量の干しいもは買えない。1袋を一気に食べ終えた。

 そういえば、親戚一同で昼食を食べている時に、いとこの子どもが、おでん、おいしい、と言って食べていた。おでんを作って持ってきたのは、私の母で、母の顔は見ていないけれど、喜んでいるんだろうな、と心の中で呟きながら、私もおでんを食べた。

 そういえば、子どもの頃、父が買ってきたアイスをおいしい、と言ったら、しばらくの間、同じアイスを買ってきたので、もう、飽きたから違うのを食べたいと言ったことも思い出した。

 20時になり、仲間内で定期的に開催しているプロスピAの大会の決勝の日だった。オンライン。なんか、正月っぽいと感じた。正月、みんなでゲームをしている感覚に近い。

 私は、第1回大会以来の決勝進出だった。今回は第5回大会で、一度も、優勝したことがなく、今回こそは、今回こそは、優勝したいと思っていた。ここ何ヶ月かは、妻に、依存症だね、と言われるほど、プロスピをやり続けた。先発は、迷ったが、田中将大。初回、2番打者、高橋由伸が、右中間スタンドにホームランを放ち、先制。3回表には、4番、岡本、5番、中村紀の連続ホームランで、突き放し、3−0で勝利した。初優勝。何をするにしても、本気がおもしろい。 

 今日も、阿久津隆『読書の日記 予言/箱根/お味噌汁』の続きを開いた。阿久津さんが、メイソン・カリー『天才たちの日課』を読んでいた。『天才たちの日課』は、妻がいつかの誕生日プレゼントで買ってくれた本で、お風呂から上がった妻に、『天才たちの日課』って、どこで買ったの?と訊いた。何で?と聞き返したので、今、読んでいる本に『天才たちの日課』が登場したから、と応えた。妻は、どこで買ったかは忘れたとのことだった。好きそうだと思って買った。と言っていた。読んだ?と訊かれ、数ページしか読んでいない、と応えた。