どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

七転びもすれば

早朝、友達の家のシャワーを頭から浴び、今日の予定、ぽっかりあいちまったなと、ぼぉっと考える。

ぼぉっと考えた末に、よっし、動こうと決め、風呂から上がってきた俺は、
ソファーで寝ている友達に、「今日は、営業行ってくるわ」と話しかけた。

友達は、「一人で行くのか?なんなら一緒に行くぞ」と眠そうな顔で答える。

「そりゃあ、冒険は一人よりも二人の方が楽しいからな。じゃあ、一緒に行こうや」

休日の朝としては、まだ早い8時半に、俺達二人は、車に乗り込んだ。

目指すは、洞爺湖サミットが開かれる近くの街。
洞爺湖が、この辺にあるのも、有珠山昭和新山とういう山が、ここら辺にあるのも、向かう途中に、初めて知った。
生まれたのが北海道でも、まだまだ行ったことがない街は、たくさんある。

助手席に乗る友達は、地図を片手に、そこの信号を右、そこは左斜線に入っていた方が良いと指示を出す。
話し相手がいるのといないのとでは、同じ距離なのに、その距離が短く感じる。

そうこうしているうちに目的の店に到着。
一気に突撃。


「この辺は、作家さんが多いので、店に置く場所もなくなってきたんですよ」
同年代と思われる女性の店員は少しばかり困った顔をしながら、
「店長!」と、店長に声をかける。

隠れて見えなかった店長が、ひょっこり顔を出し、
「ん、これ、良いですね、ん、これも良い・・・」
持ち込んだポストカードを手に取り、感想を交えながら見てくれた。

「置いていただければ、数枚でも良いんです」
チャンスを掴みたい俺は必死。

少し会話を交わしていると、「わかりました、数枚置きましょう」と店長が言ってくれた。
店長だと選びきれないという理由から、女性の店員が選んでくれた。
早速、店に並ぶ。


それから少しばかり、店長と会話を楽しんだ。

「言葉がたくさん生まれると良いですね。すごい苦しいとかじゃないと生まれないだろうからなぁ」

「そうなんですよ。なかなか時間がかかります。すごい嬉しいとか、すごい悲しいとか、感情の起伏が激しい時に、生まれやすいです」

「映画は観るのかい?映画は良いよ」

映画の話や音楽の話をし、もっと、ゆっくり話を聞きたいなぁと思いながらも、お礼を伝え、店を後にした。



七転びもすれば、転ぶのが怖くなくなってくる。
七転びもすれば、一回くらい良いことも転がってくる。
そもそも、子どもは、転ぶことを怖れて遊んでいない。
まぁ、俺は、大人だけどね。
大人の俺が、子どもよりも、転ぶのをびびって大人かって話。




*****


今回、楽雲庵塾ポストカードを置いていただいた店


めむはうす

住所 : 〒052-0024 北海道伊達市鹿島町2-4
電話/FAX : 0142-21-3003
営業時間 : 10:00〜20:00
定休日 : 月2回




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[ARTs*LABo P-web04]

時:2008年6月1日〜6月30日 1ヶ月間開催
会場:ARTs*LABo P-web04特設サイト
http://poscaten.nomaki.jp/web/top.htm
web上の、ポストカードイベント。1週間が経ち、何枚売れたんだろう?



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