どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

『無駄に生きるな熱く死ね』直江文忠:サンクチュアリ出版

最近、一つのメッセージが、心のアンテナにひっかかる。

「ライオンになれ!ライオンになれ!」

どういうことかというと、自らの手で取りに行く、そんなイメージ。
与えられた餌ばかりを待ってたら、知らず、知らずの内に飼い慣らされる。

与えられた餌に愚痴や文句を言いながら、「食えないのも大変だもんね」とかなんとか言って、結局、与えられるまで待っている。

そもそも、動物は、喰うか喰われるか。
自分の食い扶持を手に入れるのは、本当に大変なことだと思う。
命がかかってるからね。
待ってても埒があかない。
餌を手に入れることができなければ死が待つのみ。

よくわからないかもしれないけれど、そんなことを考えている。


前置きが長くなったけれど、この本からも、そんなメッセージが伝わってくる。

著者の直江文忠氏は、台湾生まれで、貧困の幼少時代を送る。
母親の再婚とともに、日本に移住するが、いじめに遭う。
しかも、養父の会社が倒産し、一家離散。
幼なじみの死をきっかけに、葬儀会社を立ち上げる。借金をして立ち上げる。
この葬儀会社、サンクチュアリの話は、以前、テレビで観たことがある。

故人の好きだったバラの花を飾り、きれいなケーキを用意し、懐かしい音楽を流す。思い出の光景をプロジェクターで映し、遺影はファッション雑誌の表紙のように華やか。まるで、結婚式のように晴れ晴れとした葬式。(「無駄に生きるな熱く死ね」p96要約)

この本は、言葉集であり、自伝的エッセンスも詰まっている。


ちなみに、この本と一緒に買ってきた本。
ボブ・マリーの「ライオンのうた」。
ここにも、ライオンって名前が入っている・・・。


「ライオンになれ!」