どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

成瀬は信じた道を行く

 午後は有給休暇を取り、銀行や郵便局で用事を済ませ、自宅の駐車場に戻って来たところで、そういえば『成瀬は天下を取りに行く』の続編を買いに行こうと思っていたんだ、とダイヤ書房に向かった。途中、スターバックスで、アフォガードフラペチーノを買った。

 ダイヤ書房の店内に入ると、気になるZINEを見かけた。早坂大輔『いつも本ばかり読んでいるわけではないけれど。』。パラパラめくって、値段を確認して、ちょっと高いな、と思ったけど、あと2冊しかないし、ここで買わないと、もう出会わない可能性も感じて、買うことにした。

 店内の棚を見るとはなしに見ていると、高校におすすめのコーナーというような棚があって、『成瀬は天下を取りに行く』が置いてあった。確かに、高校生に読んでもらいたいかも、と思った。宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』を見つけて、レジに向かった。

 自宅に帰ってきて、早坂大輔『いつも本ばかり読んでいるわけではないけれど。』の巻末を開いて見ると、岩手県盛岡市とあり、妻に、盛岡だってと伝え、二人でそれぞれ携帯で、BOOK NERDを調べた。 NERDはオタクって意味だって、と妻が言った。私が開いた記事では、『ウンベルト・サバ詩集』のことをBOOKNERDの店主、早坂さんが紹介していて、『ウンベルト・サバ詩集』を読んでみたいな、と思いながら、Amazonだったり、メルカリだったりで調べてみた。

 『成瀬は信じた道を行く』を開いた。前作のときめき夏祭りの場面から始まる。もっと時間が経過したところから始まるものだと勝手に思っていた。

 成瀬は、膳所高校出身で、膳所高校ってどこかで聞いたこと覚えがあり、おそらく甲子園だ、とネットで調べると、やはり、「滋賀・膳所高校、59年ぶり春の甲子園へ」と書かれたびわ湖大津経済新聞を見つける。2018年の記事。 

 最初の章である「ときめきっ子タイム」も最高だった。成瀬は、誰に頼まれてもいないのに、ときめき地区をパトロールしていた。

 次の章は、どうもお父さんが登場している。どんなご両親に育てられたのだろうか、前作を読みながら、少しばかり気になっていたところだった。

 

 インフルエンザが流行り出した。新年度早々、感染症に悩まされたくないなあ、と思っていたけれど、ダメっぽい。