当時、大学生だった俺達は、栃木県の那須へ旅行に行った。
宿泊したペンションに着いて、時間を持てあまし、
あてもなく、男5,6人で、ブラブラとペンションの周りを歩いていた。
ほどなくして発見したのは、プール。
「プール!プール!」と俺達のテンションは一気に上昇していった。
当然、海パンなんて持っていない。
いや、そもそも山に来るのに、海パンなんて持ってきているはずがない。
それぞれがおもむろにズボンを脱ぎ出し、
トランクスでプールに飛び込む。
暑さのためか、暇だったためか、
そもそも何も考えていなかったのか。
はしゃぐ、トランクスで、はしゃぐ。
暑さから解放され、幸せそうな顔で、平泳ぎをしている者がそこにいた。
プールサイドで、ぼぉっと何人かが、そいつを眺めた。
まさしく水を得た魚の如く、そいつは、本当に気持ち良さそうだった。
ん?
何だ?あのトランクス。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
はみ出てている・・・。
ゆらゆらとした肌色の物体がトランクスからぽろり。
プールの水が、モザイクの役割を果たしていたが、
そのコントラストが、俺達を猛烈な笑いへと誘う。
トランクスからはみ出ているとは知らず、穏やかな表情で泳ぐ友達とともだちんこ。
「で、でてるぞ」そう教えてやりたいんだけど、声にならず笑い転げた。
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最近、漫画を読んでいて、
どうして、俺は、こうも、うんちの話だったり、ちんこの話だったりで笑うのだろうか?と思った。
大声で笑った幾つかの思い出は、
うんちだったり、ちんこだったりが絡んでいる。
今回、書いた話のように。
そもそも、今回は、読んだ漫画の紹介をしようと思っていたんだ。
『高校アフロ田中』、『中退アフロ田中』、『上京アフロ田中』。
この漫画は、本当に、うんち、ちんこの話が多い。
くだらねぇなって思いながらも、声を出して笑った。
漫画を読んでいて、笑ったのはひさびさだ。
もてない男どもが繰り広げる恋の話も、
ところどころ切なくて、おもろいよ。
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