どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

仕事が辛い時に読む本9冊

秋になると、社会人1年目の頃を思い出す。社会人1年目の秋、仕事が辛くてどうしようもなかった。仕事を辞めたいけれど、やりたいこともなく、金もなく、八方塞がりという言葉がぴったりだった。初めは、友人に、恋人に、家族に、愚痴を言って、なんとかやり過ごしていたんだけど、ずっと愚痴を言っている自分が嫌になり、自分の殻に閉じこもり、読書に救いを求めた。

 

そんなあの時の自分に、今、現在、仕事が嫌でどうしようもない人へ贈る9冊を選んでみました。 

 

 

1.遠藤周作『自分づくり』 青春出版社

確か、友達にプレゼントしてもらった本。それから遠藤周作の本。特にエッセイを片っ端から読んでいった。

 

 

 2.ジム・ドノヴァン『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』ディスカバー・トゥエンティワン

社会人1年目の頃に読んだ本で印象深い1冊。この本を読みながら、ノートに気持ちを書き綴ったっけ。そのノートを開くと、その頃の感情が蘇る。

 

 

3.伊集院静伊集院静の「贈る言葉」』 集英社

伊集院静の「贈る言葉」

伊集院静の「贈る言葉」

 

伊集院静さんの本は、辛い時に、そっと寄り添ってくれる。この本は、成人の日、新社会人の入社日にサントリー新聞広告に掲載されたメッセージの書籍化になったもの。

 

 

 4.西村佳哲『自分をいかして生きる』

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

 

社会人1年目にプレゼントするなら、伊集院静さんの本か、この西村さんの本を選ぶだろう。この本は、私が転職しようか迷っている時に背中を押してくれた1冊。

 

 

5.早川義夫『たましいの場所』ちくま文庫

たましいの場所 (ちくま文庫)

たましいの場所 (ちくま文庫)

 

よくここまで正直に書けるな、と思う。だから勇気をもらえる。

 

 

 6.島田潤一郎『あしたから出版社(就職しないで生きるには21)』晶文社

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

 

晶文社の就職しないで生きるにはシリーズはどれもおもしろいんだけど、この本かなあ。就職活動で何十社と、試験を受けても受からず、最終手段かのように、自分で出版社を立ち上げちゃう話。生きてるって感じがする本。

 

 

7.石川直樹『いま生きているという冒険』理論社 

いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)

いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)

 

石川直樹さんの自分の体を使い、考えた話しが好き。どこか生きるとは何かに通じる本。

 

 

8.渡辺京二津田塾大学三砂ちづるゼミ『女子学生、渡辺京二に会いに行く』文春文庫

 無名に埋没せよのところだけでも読んでみて。

 

 

9.のりつけ雅春上京アフロ田中ビッグコミックス

田中の社会人になってからがオススメ。女性にはわからないでしょうが、男性であれば、必ず響くはず。時には何も考えないで笑うことも必要なのかもしれない。