どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

火起こし隊長

故、子どもは火が好きなのだろうか?


俺も例外ではなく、火が好きな子どもだった。

バーベキューをすることになれば、進んで火起こし係を担当し、
山で意味もなく、火を燃やして、山火事になりそうになり、
ロケット花火が頭にあたるとかなり痛いということを知ったのも子どもの頃だった。


20歳を過ぎても、火起こし隊長だった。

友達7人でバーベキューをすることになり、ここぞとばかりに火を起こそうとした。


が、しかし。
なかなか、火はつかない。
後から来た知らん奴らの方が早く火を起こし、美味しそうに、肉をいただいてる。

もう一人の火起こし隊長が、名案を思いついた。

それは、車の中にあるマンガ、「コナン」を燃やす事。

俺等には、勢いのある炎が必要だった。

読んでいようが、読んでいまいが、こうなったら、「コナン」を燃やすしかない。

俺等の想いは、「コナン」に通じた。

豪快に燃えた。


猛烈な冬なのに、夏の出来事でした。