どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

楽雲庵塾〜開塾までの記録〜

そういうわけで、とりあえずは○○塾ってしようと思った。
男塾だと、女性の客が来ないんじゃないかとか、いろいろ考えた結果、オリジナルの名前を考えることにした。

「何で、楽雲庵ってつけたの?」と数人に聞かれたことがある。
「昔、実在した武士から、とった名前?」とも言われたことがある。
なかなか、嬉しい。
楽雲庵というのは、まったくのオリジナル。
そこから武士を想像してくれるなんて嬉しい。
どうして、楽雲庵という名前をつけたのかという話をしたい。

俺は名前を考えるのに時間がかかる。
ものすごく時間がかかる。
今まで、名前を考える機会は主にテレビゲーム。
以前、ドラクエをしていて、主人公に子どもが生まれたときは、まいった。嬉しかったけど、まいった。
まいって、1回電源を消した。
それくらい名前を考えるのは重要な作業だ。

俺の好きな作家の一人、遠藤周作は別名を「狐狸庵」と言う。
もう一つ名前を持つと、生活に奥行きがでると遠藤周作は考えた。
小説を書いているのは、「遠藤周作」。
素人劇団「樹座」などユーモアのある活動をする時は、「狐狸庵」と分けたのだ。

なかなかおもしろい。
「俺も別名を創りたいなあ」と遠藤周作の本を読んでいて思った。
それで、良い機会だし、ホームページ公開とともにもう一つの名前を考えようと思った。
楽雲庵の「庵」は、狐狸庵の「庵」をとっている。

【庵】アン:�@文人・茶人・医者などの雅号。
(旺文社:国語辞典より)

ちなみに、俺の好きな前田慶次は、「無苦庵」というらしい。
そういうわけで、まず「庵」は決定した。

ここまでは、割とスムーズだったんだけど、やはり迷った。
そこで、好きな字をいろいろ考えた。
考えた割には単純だと思う。

【楽】ラク:楽しむ・気楽にやっていくという意味で決定した。

【雲】ウン:自由気ままに・誰にも迎合しないというイメージで決定した。

それで、できたのが楽雲庵(ラクウンアン)。
今となっては愛着がわいている名前となったのでした。