十代の夏を共に過ごした故郷の友と
「こうして3人でいるのは、いつぶりだ?」
俺は車を運転しながら、十代の夏を共に過ごした故郷の友に聞いた。
三人が三人共、覚えていない。
それくらい久しぶりだった。
二人の友は、妻を持ち、子がいる。
同じ北海道にいても、それぞれの住んでいる所は離れ、
ましてや、家庭を持てば、なかなか時間も合わず、
北海道にいても、新潟にいても、会う回数は、今までと変わらない。
再会したのは、夏。
俺達、三人は、他人がいうところのクダラナイことばかりしていた。
クダラナイことをしていることに意味なんてない。
ただ、楽しかったからやっていただけ。
ただ、笑いたいからやっていただけ。
ただ、刺激的だったからやっていただけだ。
俺達は、大人達にそりゃあ、怒られた。
怒られるようなことをするからおもしろいんだといわんばかりに怒られた。
それから3人が9人になり、思い出話に花を咲かせた。
あの時、やっていたクダラナイコトは、今、こうして話をするためにしてたいのかといわんばかりに、笑顔とともに花を咲かせた。
あれから俺達は、二十代の夏を過ぎ、三十代の夏を迎えた。
俺は、今でも持ち続けてるよ、愛すべきクダラナイコト精神。
そして、俺は、あの時から目指している男を、今でも目指している。
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