どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

正義対正義

カーナビに目的地を入力すると、車が勝手に動くと良いなと思う。
実現すれば、俺は寝ていられるのに。
カーナビがついていない車内で思う。

それにしても、人間は、数々のものを発明してきた。
発明とは無縁な俺は、ただただ感心するばかり。

この車にしてもそうだ。
人間の足となり、人間には出せないスピードで、あっという間に目的地。
陸で繋がっていれば、どこまででも行ける。
ただ、長距離を運転するには、人間の気合いが必要だけどね。
すごいもんを発明したもんだ。

俺の周りにある電化製品にしてもそうだ。
この一つ一つの電化製品にも物語があるんだろうな。
電話ができるまでの物語。
カラーテレビができるまでの物語。


それにしても、なんて便利な世の中なんだ。
人間ってすごいなと感心する。


昨日、シャワーを浴びている時に、ふと思いついた俺の発明。
俺は作れもしないのに発明をした。
案だけをとりあえず考えた。

それは、「バリア」を作ること。
「バリアがあれば、もしや、戦争はなくなるのではないだろうか。徹底的に守りに専念すれば、武力を持たなくても良いよな。これこそ、ノーベル平和賞もんだ」と、一人、得意げになり、風呂から出てくる。
迎撃ミサイルがあるけれども、あれも守りだよなと頭をよぎるが、
考えるのがめんどくさくなってきたので、ここまでで、やめることにした。

ガンダムができあがるのも、夢だけれども、
バリアができあがる方が、平和になるんじゃないだろうか。
子どもの時に親しんだ「タイム。そしてバリア」。
こんな小さな時から、平和になるヒントは隠されていたなんて。

俺は世界平和を考えるよりも、
身近な人に、ちょっとした優しさを配る方が先だと思っている。
いじめがあるなら、戦争もなくなる筈がないだろうと思っている。
そうは、言っても、時々考える戦争のない世界。


俺の側から見れば、俺の言っていることは正義。
しかし、あなたの側から見れば、あなたの言っていることも正義。
どちらも、正義。