どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

すずめのぴーすけ

俺が小学生の頃の話。

学校からの帰り道、道路にすずめの雛が落ちていた。
まだ生きていた。
そのすずめを家に持って帰った。

インコの餌をあげた。
だけど、食べてくれない。
このまま、餌を食べなかったら死んじゃうと思って心配した。

次の日。
俺は、理科の先生に相談した。
理科の先生は、「ピンセットでピーピー言いながら、パンを細かく切ったものをあげなさい」と教えてくれた。

早速、ダッシュで家に帰って、先生の言われた通りやってみた。

餌を食べてくれた。

「ぴーすけ」と名前を付けて、当分の間、家で飼うことにした。
本当にかわいくてね。
俺が寝ているところに、トコトコ歩いきて、一緒に布団の中で寝た。

胃袋のあたりの毛がまだ生えていなくて、ほうれん草を食べたら、
おなかのところに緑色がうっすら見える。


しばらくたってから、結局死んじゃった。
半端じゃなく泣いた。

今も天国で元気にしているのかなあ〜、ぴーすけ。