どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

ボディーガード

この話は、俺が「ボディーガード」をした話。
何のボディーガードかというと「痴漢」。
高校の頃の話だ。

ある日、女のトモダチがこんな話をしてきた。
女友達「昨日、痴漢された」
俺「どこ、さわられた?」
女友達「おしり」
俺「けつなら、良いだろ?」

そりゃあ、怒られたよ。
さわられた箇所は問題じゃない。
今となっては、わかっているよ。
いや、高校生でも十分理解してやるべきだったか・・・。

女「あんたにさわられたと思った」
俺「いや、俺は冗談でも、そんなことはしね〜」
女「今日、おくってってよ」

その時は、学校祭が近くて、電車が3時間に1本くらいしか走っていない田舎に住んでいた俺達は、最終の電車で帰ることになった。
夜の10時くらいだったかなあ。
俺ともう一人の男友達とその女友達の3人で、近くのコンビニまで、送っていくことになった。

すると・・・。

女友達「あの人ー!」

馬鹿だね。
2日連続、現れるなんて・・・。
俺はチャリ(自転車)をこいで、その痴漢を追いかけた。

そして、説教たれてやった。
それからというもの、その女友達は、痴漢にあうことはなくなった。

めでたし、めでたし。

俺は、その子をコンビニに送った後、一人で帰った。
なんとなく、不気味でね。
後ろから、ナイフで刺されるんじゃないかって、後ろを向きながら帰った。