どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

フィリピンパブ嬢の社会学

 北海道の夜に暑くて寝苦しいことは、ほぼなかったはずなのに、ここ何週間か、寝苦しくて、窓を開け、扇風機を回して寝た結果、体の調子が悪くなった。夏バテとよく耳にするけれど、これを夏バテというのでしょうか。体の力が入らない、やる気が出ない。こんな感覚は久々だなと、ユンケルを3日続けて飲んだら、いつもの感覚に戻った。

 今日は、休日だったが、朝に、会議をリモートでし、やらなければならない仕事が頭をよぎり、やったほうが良いか、めんどくさいからやりたくいないなと葛藤した結果、仕事はやらず、伊野尾書店から購入した中島弘象『フィリピンパブ嬢の社会学』を開いた。

 新書ということもあって、フィリピンパブについて書かれている本なのかなくらいに思っていたが、いや、いや、恋愛小説だった。しかもノンフィクションの。フィリピンパブで働く女性と、フィリピンホステスについて研究している大学院生の物語。帯に、2023年映画公開予定となっているのも頷ける。なぜ、新書という形をとったのだろうか、なぜ、このタイトルにしたのだろうか。確かにフィリピンパブで働く人たちのことを知れるということもあるけれど、私は、物語として、おもしろくて、夢中になって読んだ。テレビで流れる甲子園を時々、観ながら。