どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

ずっと後悔している。

早朝、薄暗がりの中、寝ぼけ眼で、トイレまで向かった。トイレのドアを開ける時に、妹が小さい頃の心優しい妹に戻って良かった、と、思った。寝ぼけていたのか。なぜか、そう思った。

 

昨日、姪の小学校入学祝いのお返しが、私の元に届いた。

 

その中に、封筒が入っていて、姪のメッセージが入っている写真と、石垣島のポストカードが入っていた。ポストカードの裏には、”お父さん、お母さんと石垣島に行ってきましたー”と書いてあった。

 

また、沖縄に行ったのか。何回行っているか、わからない。もっと違うところにも行けば良いのにと思ったんだけど、あいつ(妹)は、親孝行しているなあ、としみじみ思った。親孝行しようとか、優しくしようとか、当の本人は思っていないのかもしれないけど。

 

小学生くらいまでの頃、妹は、大人しくて、心優しかった。

 

いや、ずっと優しかったのかもしれない。友達に見せる顔と、家族に見せる顔では違うのは当然だし、私は、妹の一部しか知らない。

 

私から見ると、高校に入った頃くらいから、性格が変わったように見えた。それは、私のせいではないか、とずっと思っている。

 

小学生の頃、学校が終わって家に帰ってくるまでの間、妹は、友達の女の子と帰ってきていた。その女の子が、おとなしいというか、私には暗い女の子に見えて、そんな友達といたら、妹がいじめられるのではないか、と思って、そんなニュアンスのことを妹に伝えた。妹は、何も言い返さなかった。そのあと、その友達との友達関係がどうなったかはわからない。聞く勇気もない。

 

その時、言った言葉を、私は、40になっても後悔していて、今さら、謝っても仕方ないだろ、と思っているんだけど、そもそも謝る勇気がない。

 

私の言葉をきっかけに、変わってしまったのだろうか、とずっと、後悔している。