伊野尾書店の一万円選書3作品目である爪切男『死にたい夜にかぎって』を読み終わった。クスッと笑ったり、温かい気持ちになったり、切なくなったり、すばらしい作品だった。好きな作家の一人になった。
新刊も予約しようと思って、インターネットでカチカチ調べていたけど、見つからなかったので、まだ先の話なのだろうか。
なぜ、爪切男という名前にしたのだろうか。この作品は、私小説であり、本書ができる前に、Webサイト『日刊SPA!』に掲載されていたらしいので、彼女が特定されるわけにはいかず、それでペンネームにしたのだろう。ペンネームをつけるにしても、爪切男としたのはなぜだろう。そう考えている時点で、作戦通りなのだろうか。
自宅に帰ってきて、テレビをつけると、田中賢介の引退を特集していて、自然と涙が出てきた。その涙で、あっ、俺、日ハムファンなのかな、と思った。
19時からは、ラグビーW杯のスコットランド対サモア戦をテレビで見た。
ここのところテレビでラグビーを見ているので、なんとなくだけど、ルールが理解できるようになってきた。ボールは後ろにしかパスできない。蹴れば前にもボールを出すことができるなどなど。ボールを敵陣に運ぶために、仲間が体をはったり、仲間のために力を貸したり、かっこいいスポーツだな、と思うのと同時に、これ、怪我するでしょ、という場面がまちまちあって、かっこいいと思うけど、私は生まれ変わっても、ラグビーはしないだろう、と思いながら見ている。
で、スコットランド対サモア戦を流しながら、読み始めた本は、末井昭『結婚』。末井昭は、数冊読んでいて、自宅の本棚に読んでいないのも何冊ある。以前から、読みたかったので、ちょうど良かった。