30年後、どんな世界になっているだろうか?
介護用ロボットができていれば良いんじゃないかと思った。一人になっても、住み慣れた自宅で、誰にも迷惑をかけず、生活できる。30年後は難しそうだから、実用化に向けた動きが出る頃だろうか。
この本は、冷凍睡眠し、30年後の世界に行くという物語。
- 作者: ロバート・A.ハインライン,Robert A. Heinlein,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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1970年と2000年(30年後)が舞台。この本の初版は1957年なので、作者は、43年後の2000年を想像しながら書いたのだろう。そんなことを想像しながら、私が経験した実際の2000年とを突き合わせるのもおもしろい。
2回読めば、もっと理解できるかもしれない。タイムスリップの話は、深く考えるとわけがわからなくなる。
この本の好きな言葉をメモ。
なんど痛い目を見ようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。・・・ただ生きていることそれ自体、生命の危険につねにさらされていることではないか。そして最後には、例外ない死が待っているのだ。(「夏の扉」ロバート・A・ハインライン)
人間はどうしても少しは罪のない嘘をつかなきゃ、おたがいに仲良く暮らしてはいけないって前からいってたもの。嘘っていうのは、悪用しちゃいけないけど、つかわなきゃならないときもあるんですって。(「夏の扉」ロバート・A・ハインライン)
そういえば、この本を手にとった理由は、最初のページに書かれていた「世のすべての猫好きに、この本を捧げる」という言葉に出会ったから。
そうです。私は猫好きです。