どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

やるな!佐川急便2


東北地方へ荷物を送るのは1週間から10日かかると、
言われていたにもかかわらず、
友達から荷物が届いたと連絡が来たのは4日後だった。
やるな!佐川急便。

昨日、その友達から電話が来た。

お礼とともに、
友達は、俺が被災した時に、
何も送らなかったことを謝った。
車で寝るって聞いた時、笑ってすまなかったって謝った。

真面目な声で言っていたから、
俺も真面目に返した。

「俺は、あの時、食うものには困っていなかったからね。
地震のあった、その日に電話をくれただけで十分だよ。
あの電話があったから、
今回、みんなに連絡しようって思ったんだし」

あの地震のあった日、
周りの人の何人かは、
電話をかけるのをためらっていた。
迷惑だろうって。

俺も、同じように考えたかも知れない。
ただ、俺には、あの時の電話があったから、
安否確認の電話がどれくらい温かいかを知っていた。
妹にも東北にいる友達に連絡をしろと伝えた。

俺はためらわない。
ためらわず、
電話をかけるが、
つながらない。


友達は、「職場にカップラーメンを持って行った」と話を続けた。
「よく手に入ったねって言われたよ。困っている人、いたらあげるわ」

「おお、やれ、やれ、ばらまけ。300円ですって言って、やれ」

友達は笑いながら「カニを送って。海産物も食べたい」と言った。

「それは地震と関係ないからダメだ。この前、豚丼のたれを送ってくれって奴も却下した」と二人で笑った。

「復活祭やろうな。みんなで集まろうな」と友達は言った。

良いネーミングだ。復活祭。

「おう。みんなで会えるのを励みにがんばるわって奴もいるからな。やろうぜ、復活祭」





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