どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

プレゼントじゃないけれどプレゼントのようで


こういう町、好きだなぁっと街並みを眺めながら、
新潟市古町の小路に入っていった。

長屋の建物は夏が似合う。

その長屋を改築したお店の白い扉が開いていた。
俺はゆっくりと店内に入る。

今年の5月に初めて行った店、shabby sic ポエトリー
店長のタケアキさんが、「塾長ー!」と歓迎してくれた。

「おすすめのCDってありますか?」

あらかじめ考えていたかのようなスピードで、
「これですね」と一枚のCDを俺に見せてくれた。

「このアーティストは、店を始めるきっかけになった人なんですよ。千葉県の方で・・・」

タケアキさんが話すその音楽とともにあるエピソードを聞くのが好きで、
俺は目をギラギラさせて、その話に耳を傾ける。

おすすめのCDを選んでもらうのは、
shabby sic ポエトリーでしかしない買い方で、
自分で金を出してはいるけれど、
人からプレゼントされたかのような感じがする。
どんな音楽なんだろうって、プレゼントの箱を開ける時と同じような気持ちで、そのCDを聴く。


店内に流れる音楽。
二人、店の脇に座り、煙草をすいながら話をした。

「店の売り方で、アーティストが数年後にダメになる場合があります」

店とアーティストの話を聞いていると、
こんなことを考えてくれる店に置いてあるCDは、
愛情が注がれて幸せだなぁと思った。

そして、自分自身のモノヅクリについて考えた。




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