どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

将来の自分1991

帰りのフェリーに乗る前に気づいた。
財布に金が入っていないことを。
札だと思っていたのは「米券」だった。
米券が5枚。
家で親にもらったものだ。
小銭も100円もない。
これじゃ、ジュースも飲めない。
のどが渇くのは辛かった。

そういうわけで、家に帰ってきた。
夜に北海道から送った資料も届く。
資料といっても、自伝を書くための文集やらアルバム。

ここで、俺の馬鹿さ加減を紹介したい。

「将来の自分」
中学2年の時に書いたものだ。

他の友達が書いているのを読むと、ほとんどのやつが「宝くじで1億円あたる」みたいなことを書いている。

俺も書いていたよ。宝くじのこと。

「19歳。5万円分、宝くじを買うが、結局、300円しかあたらず宝くじをやめる決意をする」

本当にくだらないことばかり、書いてある。

死ぬところも書いてある。

「98歳。うんこがたまりすぎて死ぬ」