どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

2007-01-01から1年間の記事一覧

花のついた帽子と地震

「このおじいちゃんの写真、めっちゃ好きです。すみません何度も言っちゃって」 個展1日目の夜、興奮気味で、俺に感想を言ってくれた女性がいた。 「何度も、何度も言ってください。その度に喜びますから。この写真は、個展のために用意したものなんですよ」…

礼に始まり、礼に終わる

「そういえば、今日で、この楽雲庵塾も3年になるんだったなぁ」 そんなことを考えながら、晴れた日の早朝、 俺が止めた車の先には、アスファルトに座る自衛隊員が1人。 新潟県に災害派遣で来てくれているのは、一目瞭然。 俺は、車から降り、その自衛隊員に…

楽雲庵塾展最終日の出来事

楽雲庵塾展、最終日の7月16日。 震度6強の地震が俺を襲った。 「何で、今日なんだよ。最終日なのによ」 俺は、外に出て、辺りを見渡し、職場を確認し、 「これなら、まだ行ける」って思って、 楽雲庵塾展に向かうことにした。 2日間、楽雲庵塾展に来てくれた…

楽雲庵塾展1日目

とうとう始まった3日間の祭。 「楽雲庵塾展」。 12時から、3時間が経過しても、一人も来ず、 若干、びびってのスタート。 3時を過ぎてから、1人、また1人と足を運んでくれる人が現れて、 すぐのこと、「ホームページを見てました。神奈川から来ちゃいました…

人は、基本的に一人だけど、一人じゃ生きていけない

とうとう、明日、日付では、今日、楽雲庵塾展開催。 先程、準備を終え、帰ってきたところ。 会場となるN7に向かう途中、応援のメッセージが携帯電話に届く。 すごい温っかい言葉で、すごい嬉しくて、 涙を流しながら、作品を運ぶ車を運転する。 まもなく、こ…

塾宝指定作品

夏間近の空の下、 俺は、黙々と、個展の準備をする。 アパートの脇から、少女が、ひょっこり。 「あっ!」と、びっくりした顔で、俺を見る。 「こんにちは」俺も、びっくりして、ついつい挨拶をした。 「こんにちは」少女は、当然、すぐに去っていった。 俺…

9回2アウトの写真詩

数ヶ月前、いつものコンビニに入り、 弁当が並んでいる隣の棚の前で、俺は悲しんだ。 お気に入りのマカロニが3倍の大きさ、3倍の価格になっている。 なんぼ、マカロニが好きだと言っても、3倍の大きさは必要ない。 あれから、俺はマカロニサラダをめっきり食…

人間桃鉄

「子どもが今、桃鉄にはまってさ」 「そりゃあ、良いよ。俺みたいに、人間桃鉄をしたいって、言い出すかもしれんしさ」 先日、千葉県に住んでいる友達から連絡が来て、こんな会話をした。 皆さんは、「桃鉄」をご存知だろうか。 テレビゲームに、桃太郎電鉄…

拝啓、母ちゃん

「母ちゃん、俺、個展をすることになったよ」 「あ、そう」 電話口の母ちゃんのリアクションは、 予想通りというか、寂しい限りの素っ気ない返事。 「あいかわらず、喜びが少ないね」 「あなたから電話がかかってくると、どきっとする」 こう言われたのは、…

Waiting

2005年10月。 ドカベンのキャラクターの銅像が、 ずらりと並んでいるアーケード街に、俺達二人はいた。 夜になり肌寒い中、友達は、ギターを弾き、 俺は、ポストカードを広げ、座っていた。 2年後の2007年4月。 俺は、フリーマーケットで、ポストカードを広…

桑田がメジャーのマウンドに立った数日後

「野球の神様、ありがとうございます」 桑田が、メジャーのマウンドに立ち、 松井と対戦した数日後、 俺も草野球をした。 毎年のことながら、1年を通して、 この時期にしか体を動かさない。 当たり前のように全身、筋肉痛になる。 今回は、筋肉痛だけにとど…

楽雲庵塾三周年を迎えるにあたり

「私は戌年で、今年で97歳になる。ところで、君は何年なんだい?」 「29歳、へび年です」 「いや、何年なんだい」 「・・・・・」 「へび年です」 年齢じゃなくて、干支だけを聞きたかったんだな。 木々は、冬の寒さにじっと耐え、 春を迎えて、生き返ったよ…

自分の感覚を信じろ

「疲れていても、心のパワーを蓄えるために、何かやり続けるのが良いよ」 5月、この言葉を俺に話してくれた人がいて、 俺は、何となく、試してみることにした。 俺が続けられるスタイルを考えて、試すこと1ヶ月間。 俺は、「疲れたら休む」という、 疑いもし…

自分の手で掴むために

俺の携帯電話に登録している電話番号の中には、 「+」で始まる番号がある。 その電話番号は、オーストラリアにいる友達の電話番号で、 その番号は、メールのやりとりをする時に使う。 携帯でメールができることを知った時は、びびった。 先日、メール専用だ…

最前線で磨き上げたマサカリ

そのボールは、新品のボールではないけれど、 家の中では、一番、綺麗なボールを選んで家を出た。 1989年。 俺は、未だにその日を忘れない。 俺の街に元プロ野球選手が来た。 読売巨人軍がV9を達成した時、セカンドを守っていた選手。 土井正三。 どんな選手…

楽雲庵塾の使者

「田中幸雄の2000本安打について、何で記事を書かねぇんだ。しかも、日記の更新も少ないしよ」 「いや、俺は、松井秀喜の2000本安打の方が書きたいくらいなんだよ」 子どもが生まれたら、「ブラックス」と命名するんじゃないかと噂されている、 横浜ベイスタ…

九州男児

この出逢いに感謝します。 デザインフェスタを見終わった後、 MIZKさんと2人、東京、新橋にある焼き鳥屋に入った。 その日は、もう一人、会う約束をしていて、 俺は、その人が来るのを、めっちゃ楽しみにしていた。 そこは、やっぱり緊張しながらね。 「どう…

デザインフェスタ

art

その一日は、すごい贅沢な時間で、最高な一日だった。 今年ほど、新たな出逢い、刺激的な出逢いが多い年もない。 5月にして、そこは、もう確定した。 その源流である2月の出逢い。 この楽雲庵塾でも、何度となく紹介しているFREESTYLELIFE、編集長のMIZKさん…

天下無双

江田島平八をご存知だろうか? 男塾塾長こと、江田島平八。 男塾を意識して、この楽雲庵塾も名付けられた説もあるけれど、 しっかり男塾を読んだことはない。 ここらへんで、読んでおこうかと、 「天下無双 江田島平八伝」を、 ここ最近、読んでいる。 江田…

PAY IT FOWARD

「世の中はクソだから」 そう感じた一人の少年は、 社会科の授業で出だされた課題に対して、 一つのアイディアを考える。 一人の人が、三人に何かでかい善いことをする。 本人にはできないけれど、自分には、その人にできる、何かでかいこと。 善いことをし…

『一番前のまえならえ』ありなゆん:新風舎

この本の中の1ページに、笑顔に関する詩があって、 その隣には、4人の笑顔の写真がある。 エイジアエンジニアというHIP-HOPユニットの4人。 著者は、エイジアエンジニアが好きで、 「本に載せるために、写真を撮らせてください」とお願いをしたらしい。 そし…

先を越されちゃったね

前の席に座っていた、大切なあなたに贈る。 「先生、先を越されちゃったね」 「うん、いきなり先を越された。びびったよ」 「今回も、本当にありがとう」 また、一人、教育実習の頃に出逢った生徒と連絡がとれることになり、 俺の話をしてくれた生徒にお礼を…

北信越BCリーグと野球小僧

そっか、そっか、マイルドセブンは、俺と同い年か。 何年も吸っている煙草が、今更、同い年だと知り、妙に親近感が沸く。 今日は、マイルドセブンと俺の話ではない。 ただ、ちょっと書いてみたかったものだから、書いてみただけの話。 気にしないでくれ。 今…

ヒッチハイカーと日本代表の話

この話は、イギリス人とアメリカ人2人のヒッチハイカーと日本代表との話。 俺は、第2の故郷、仙台で、友達2人と久々の再会を果たし、 楽しい休日だったと、自宅に帰るところだった。 そんな晴れた日の休日の朝、 国道4号線に、1人の外国人が、ヒッチハイクを…

貫け、その信念

「今年も、桜を追いかけるの?」と何人かの人から言われ、 俺の桜好きも、周りの人達に認知されてきたと、喜んでいた今年の春。 喜びも束の間、ぼけっとしている間に、 桜前線は、俺の元を、あっという間に去っていった。 「さようなら。また春に会おう」と…

その場所には、夢がいっぱい詰まっていた。

この話は、お気に入りのマカロニを買うコンビニで、 手に取った1冊の雑誌の記事から始まる。 手に取った雑誌の記事を読み、 「Greatful Mart」というイベントに参加した。 そこまでの話は、4月10日、4月15日の日記をご覧下さい。 そして、先日、イベントでお…

ホタルイカ 後編

「ホタルイカをとりにいかないか?」 4月20日 23:14。 せっかくだから、友達も誘うことにした。 いきなり、「ホタルイカをとりにいこう」なんて、 びっくりするだろうなと、俺はニヤニヤしながら、 そのメールを送った。 「いつ行く予定?」 「3時間後。1時…

ホタルイカ 前編

「なんか、しつこく目覚ましがなっているなぁ」と、 眠い目をこすりながら、その音がある場所を探す。 「電話か・・・」 あたりは暗い。 今が何時なのかはわからないけれど、 とりあえず、出ることにした。 「もし、もし・・・」 「ホタルイカが上がってきま…

Greatful Mart

新潟市で開催されたイベント。 Greatful Martに出店してきた。 アーティストによるフリーマーケット。 古着屋さんだったり、バンドであったり、ペイントアーティストだったり、Tシャツをデザインしている人だったり。 俺のポストカードを見てくれる人も、 ア…

お気に入りのマカロニを買うコンビニで

俺は、本当にマカロニが好きなんだなと思う。 コンビニで弁当を買う時は、必ずと言って良いほど、マカロニサラダもセットで買う。 たぶん、週の半分はマカロニを食べている。 そのお気に入りのマカロニを買うコンビニで、たまたま手に取った雑誌。 そして、…