アルキメデスの原理を知ったのは、小学生の時に、学研だったか、進研ゼミだったかで知ったと思う。マンガ入りの読み物だったので面白く、苦もなく、夢中で読んだ。いろいろな法則について載っていたのだが、アルキメデスの原理が一番、印象深い。風呂に入り、お湯が上昇したのを見て、これがアルキメデスの原理か、と思ったのだろう。昔のこと過ぎて忘れたけど、そんな気がする。
アルキメデスの原理を思い出したのは、劉慈欣『三体』を読んでいるからで、『三体』には、他にも一般相対性理論、オームの法則、進化的アルゴリズム、モンテカルロ法、LINUXなど、よくわからない言葉が頻出する。
よくわからない言葉が頻出するにもかかわらず、面白い。よくわからないのに、面白いって、すごいことだと思う。
よくわからないのに、面白いと、最初に思ったけどのは、ヱヴァンゲリヲンを見た時。早くヱヴァンゲリヲンの最新作を見たいと、打っているところで、ヱヴァンゲリヲンという表記が、キーボードの予測変換で出てくるのもすごいなと、どうでも良いことを思った。
前述のよくわからない言葉は、気にしないようにして読み進めているけれど、これまで人類が発見した、人類が考えて来たことを理解するのって、実は、面白いことかもしれない。よくわからないから面白くないのであって、覚えないといけないと、勉強みたいにするから面白くないのであって、自分に合ったわかりやすく書いている本をまず読んで見たい。小学生の時に出会ったように。
映画にしろ、小説にしろ、SFを考える人はすごい。SFを作るとなると、これまで積み上げて来た科学といえば良いのか、宇宙に関する知識を理解した上で書かないと、リアリティが失われる。
『三体』も262頁をすぎ、何となく、結末が見えて来たけど、ここから驚かされるのだろうか。