北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

−14℃

天気予報を見ていたら、旭川富良野が最低気温氷点下20℃になっていた。その予報通り、私の住む町でも、氷点下14℃になり、その気温のせいなのか、トイレが近く、何度となく、トイレに駆け込んだ。

 

戌井昭人『松竹梅』を読み終わった。読んだのは2度目だったが、2度目もおもしろかった。

 

『松竹梅』を読み終わったあと、本棚にあった『おかんメール』を読んだ。

おかんメール

おかんメール

 

その名のとおり、母から送られてきたメールだったり、置き手紙だったりが綴られている本なわけだけど、声を出して笑った。 私も、母から来たメールでおもしろかったものってあったかな、と思い出そうとしたけど、思い出せなかった。

 

おかんメール1と2を読み、今は、小学生たちが登場する物語を読みたい気分なので、本棚にあった椰月美智子『しずかな日々』を手に取った。

 

しずかな日々 (講談社文庫)

しずかな日々 (講談社文庫)

 

 

表現手段は、読んでくれる人が求めているものに応えるだけでは不十分。

今、自分がしている仕事は、小説などの表現手段に通ずるところがあると思うことがある。

 

お客さんが求めているものに応えるだけでは不十分。こちらの提案との綱引きが魅力的なサービスを生む。提案がなければ、お客さんは驚きを感じない。提案があるから、自分がやる意味がある。

 

パウロ・コエーリョアルケミスト』を読み終わり、戌井昭人『松竹梅』を再読している。初めて読んだのが2014年だから、今から4~5年前。戌井昭人の新刊が出ていないか調べたけど、出ていないので、真夜中BOOKSには他にどんなものがあるのだろうと調べていたら、読みたい本がいくつかあった。

 

松竹梅 (真夜中BOOKS)

松竹梅 (真夜中BOOKS)

 

  

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好きでやっている人にはかなわない。

パウロ・コエーリョアルケミスト』のことを考えながら、車を運転し、職場に向かった。

 

アルケミスト』は、少年が宝物を探しに行くという物語なわけだけど、どうも尾田栄一郎ONE PIECE』と重なって、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)とは、いったい何のことなのかに思いを馳せる。

 

アルケミスト』の少年が探している宝物も金銀財宝ではない、と私は思っている。私にとって一番、大切なものを考えた時、それは目に見えないもの。ただ、目に見えないものとなると、白ひげが言ったひとつなぎの大秘宝は、実在するという言葉とは相違するということになる。ん〜わからない。『アルケミスト』の少年が辿り着く宝物が何なのか見物だ。

 

話変わり、今日、職場で部下と話をしていて、やっぱり、好きでやっている人にはかなわないな、と思う。全く違う業種の人と話していても、たまあに、出会う。ああ、この人、この売っているもののことが好きなんだなあ、と伝わってくる人がいる。私はできるだけ、そういう人から、ものを買うようにしている。今、乗っている車もそう。私にこの車を売っている人から、車のことが好きなんだと伝わってきて、その人から買った。

 

仕事を終え、私は『アルケミスト』を読まず、『ONE PIECE』の考察サイトでひとつなぎの大秘宝とは何かという記事を読む。ああ、おもしろい。それにしても、『ONE PIECE』は壮大な物語だ。

 

ONE PIECE 91 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 91 (ジャンプコミックス)

 

 

愛は、愛する者といっしょにいるように彼らに要求した

車を運転していると、前の車から線香花火のような火花が散っているのが目に入った。はて?何を擦っているのだろう、と信号待ちの時に確かめてみると、マフラーが外れていて、アスファルトに擦り付けて走っているのであった。どうやって知らせようと思ったけれど、その知らせるすべは思い浮かばず、思い浮かんだのは、数年前に、私が、三角ポールを車で引きずってるのを、対向車が表情で知らせてくれたことだった。

 

自宅に帰ってきて、パウロ・コエーリョアルケミスト』の続きを読んだ。アルケミストとは、錬金術師の意だと本を読んで知った。

 

熱中するということばであり、愛と目的をもってものごとを達成するということばであり、信じていることや、望んでいることを追求するということばでもあった。パウロ・コエーリョアルケミスト』p74

 

愛は、愛する者といっしょにいるように彼らに要求した。パウロ・コエーリョアルケミスト』p116

 

パウロ・コエーリョアルケミスト』を読んでいたら眠くなって、そのまま眠りについた。まもなく読み終わる。

本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ているのだ

年始にもらった10%OFFクーポン券を握りしめ、ブックオフへ。休みのたびにブックオフに行っているが、欲しい本が数冊のため、クーポン券を使うのがもったいなく、未だにクーポン券を1枚も使っていない。クーポン券の有効期限は1月31日まで。

 

今は、パウロ・コエーリョアルケミスト』を読んでいる。

 

先ほど第1章を読み終えた。ピラミッドにある宝を探しにでかける少年の物語。88年に刊行された本で世界中でベストセラーになった本、らしい。パウロ・コエーリョはブラジル人で、パウロ・コエーリョ自身も世界を旅して歩いている。

 

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

 

 

「本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていたのだ」アルケミストp49

 

昨日、書き終わった小説の勢いをそのままに、次の小説を書こうと思っている。今まで、何度となく、書いてはしばらく書かずみたいな期間が続いたけれど、今なら書ける気がする。

2年間、書き続けていた小説ができあがった日

見るとはなしに、鶴瓶の家族に乾杯という番組を見ていた。那須塩原市の特集で、「ショーゾウさんがいたので、移住しました」だの、「ショーゾウさんのもとで働きたくて」、と、皆、「ショーゾウ、ショーゾウ」と言っていて、そのショーゾウさんが経営するショーゾウカフェに行ってみたくなった。たぶん、あの番組を見ていた人は、行きたくなったのではないだろうか。

 

テレビを見終わり、だらだらと過ごしたのち、2年間、書き続けていた小説が、やっと出来上がった。当初、考えていた結末とは、少しだけ変えた。初めて最後まで書き上げた小説となった。この小説を通して、私が小説を書く上で、大切にしたいことが掴めた。

恩返し

猛吹雪の中、運転していた車が雪溜まりに突っ込んで、身動きがとれないところを助けてくれた方にお礼をしに行った。

 

突然の訪問者にピンとこないみたいだったけど、「年末、吹き溜まりでスリップしたところを助けられたものです」と名乗ると、わかったみたいらしく、どうぞ、どうぞ、おあがりくださいという話になり、丁重にご挨拶をして帰ってきた。

 

神社に行って厄払い祈願をし、自宅に帰ってきて、読みかけの保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』を読み、昼寝をして、また読んで、読み終わる。小説を書くのって難しいなと思った。

 

会話の中身をどれだけ自然に書いても、それだけではリアルな会話にならないということだ。実際の会話は、身振り手振りなど直接の中身から離れた部分が大きいわけで、その中身と離れた部分をいかに小説の会話のなかに取り込むかがカギなのだ。『小説を書きあぐねている人の小説入門』保坂和志p97

 

確かに、普段のコミュニケーションは、会話以外のところも重要だから、小説にも適用されるよな、そのことが抜けていたなあ、と思った。

 

小説というのは自我が書くものではなく(それが出発点だったとしても)、小説がそこまでの部分で創り出した流れ(運動)を変に自分のほうに引き寄せようとするのではなく、その流れに従って積み上げていくものなのだ。だから、予定が変更になったり、事前になかったイメージが出てきたら、それは小説としての運動が始まったということで、むしろ喜ぶべきなのだ。『小説を書きあぐねている人の小説入門』保坂和志p114

 

小説家が小説を書くことによって成長することができるのは、難しいところで簡単に済まさずにそこに踏みとどまるからだ。・・・力は振り絞らないとつかないし、振り絞れるようになるためには、そのつどそのつど書くしかない。その最たる対象が風景なのだ。『小説を書きあぐねている人の小説入門』保坂和志p128-129

 

そのときどきに出会ったものをもとにしていつも小説のことまで考えるのは私の特徴でもある。こういう唐突な「そのときどきの感じ」なども、最初から文字で書いていたら出てこなかっただろうと思う。私はこの本全体を通して、面白いと感じるもの・その時に興味が湧いたもの・自分が長くつき合ってきたもの・・・それらすべてが”考える対象”であり、それらを通り一遍の感想で終わらせないで、もっとよく考えることが小説を考えることにつながるのだということを強調することができたと思う。本文のなかでも言ったことだが、小説は既成の小説だけをもとにして考えていても発展のない表現形式なのだ。『小説を書きあぐねている人の小説入門』保坂和志p214

 

 

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)