道路脇に車を停めて、雪の上を歩くと、きしり、きしりと、音がした。
こういう音がする日は気温が低い。写真を撮る手もかじかみ、写真を撮ってすぐに車に戻った。外気温をみると−11℃。そうでもない。
ハンドルを握りながら、冬も良いかもしれないなと思った。ずっと冬が嫌いだったのに。寒くなればなるほど、冬の良さを感じる気がした。
寒くなると、木々は凍り、一面の雪景色はキラキラとひかって綺麗だし、月が綺麗な夜や、深々と雪が降る夜は、全く何の音も聞こえない。この静寂が心地良い。
そういえば冬のにおいがわかる人がいるけれど、冬のにおいってどんなにおいがするんだろう。