どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

新聞配達

なんとなく、昔やっていたバイトの話でもしようかなあと思う。

はじめてやったバイトは新聞配達
中学生の時にやってた。
チャリ(自転車)でね。

もチャリ。
俺は北海道生まれだから、もちろん雪が積もる。
春先が一番怖い。
雪がとけはじめると滑る。
一度だけ、こけて新聞がべちゃべちゃになっちゃったことがある。
代えの新聞がないっていうから、濡れた新聞をストーブで渇かし配った。

正月の新聞は半端じゃない量がある。
そのときはチャリというわけにはいかない。
夕方に配るんだけど、ソリーだからね。
歩いて、新聞が乗っているソリーを引っ張りながら1件1件をまわる。
お年玉を期待しながら配るが不発

一番の失敗は、新聞配達先の家のバイクを倒しっちまったこと
チャリは小回りがきくから、狭いところでも入って新聞を配れる。最短距離を走る!
新聞配達していた家のバイクに腕を引っかけてバイクが倒れた。
ミラーがわれた・・・
とりあえず、俺は逃げた。
しかし、配りながら罪悪感にさいなまれる。
そして、どう考えても朝、新聞配達をしたやつが犯人なのもすぐばれる。
あとで謝りに行って、結局弁償した。ミラーとお菓子。
その月の給料は1日にしてほとんどなくなった。

月の給料は1万5千円だったけど、中学生の俺からすると十分すぎた。
5千円使って、1万は貯金してた。
今となっては、あの計画性はすごいと思う。
1年間、新聞配達をして、貯金した金でステレオを買った。
初めての高い買い物だった。
10年以上も経つけれど、いまだにその時買ったステレオを使っている。
ところどころ故障しているけれど。
なんとなく捨てれない。