私は本屋に行くのが好きです。
あらかじめ、欲しい本がないときでも、ぶらっと出かけます。
本屋に行ってから、読みたい本を見つけることも結構あるのです。
そこで、私が好きな本屋であり、行くとついつい買ってしまう本屋の話をします。
その本屋は２階建てなので、そこそこ大きいけれど、どこにでもありそうな本屋なのです。
どこにでもありそうな本屋なのに、買う確率が高いのはどうしてだろう？と考えました。
欲しい本があるときは、作家別でも見つけることができます。
しかし、ぶらっと言ったとき、目につくのは、表紙が自分にむいている本です。
よく、本棚の下の所に並んでいる本です。
最近、出た本とか、注目されている本が置かれている所です。
その配列は、たいていの本屋でしています。
そのついつい買っています本屋は、ちょっと工夫を凝らしています。
１つめは、その本棚の下で、表紙が見える本の一部に、コメントが箇条書きで書いてあります。そのコメントを見て、その本に興味を抱き、その本を手にとって買うかどうかを考えます。
２つめは、特集のコーナーがあって、同じようなジャンルで注目して欲しい本を１つのコーナーにまとめています。
例えば、『いま、会いにゆきます』のコーナーには、その市川さんの書いた別の本が一緒に置かれていたり、別の作家で、同じような最近、売り出しの恋愛小説が置かれていたりします。
そのコーナーは、何ヶ月か間隔を置いて変わっていくのですが、新しい本ばかりではないのです。
