北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

事故車を何台見たのだろうか

私が住む町が吹雪いていても、隣の町に行くと晴れることはよくあることで、今日も、どうせ、町を抜けたら晴れるのだろうと思っていたら、吹雪いたままだった。

 

反対車線は、逆走したのか、スピンをしたのかはわからないが、トラックが走行方向とは逆方向に止まっていて、渋滞を起こしていた。

 

進めど、進めど、吹雪を抜けることはなく、ハザードを点けたまま走行するダンプの後ろを、ゆっくりと、ゆっくりと走った。

 

またしても、ホワイトアウト。ところどころで、雪山に突っ込んでいる車を見かけた。

 

ハザードを点けたまま走行するダンプと離れるのは不安だったが、私は、左折した。信号もあるような道路だから大丈夫だろう、と。

 

左折すると、両サイドにトラックが2台、脇道に落ちていた。お互い道を譲って、そのまま脇道に落ちたのだろうか。私は、その隙間を抜け、しばらく進むと、まるで波のように、雪を被り、ワイパーが動かなくなって、後ろから追突される車が来ないか確認しながら、スノーブラシで、すばやく窓の雪を下ろした。この道を選んだのは誤りだったかもしれない、と頭をよぎる。

 

ワイパーは、せわしなく動かしているが、助手席側のワイパーに氷がつき、窓をちゃんと拭き取らない。めんどくさがって助手席側のワイパーを夏仕様のままにしていたのを後悔した。

 

突然、車が進まなくなった。吹き溜まりか。ハザードを点け、後ろから車が来ていないか車を確認して運転席から降りる。やはり吹き溜まりだった。この道を選択したのは誤りだった。除雪が間に合わないのだろう。

 

来た道を戻るしかない。あの両サイドにトラックが2台、脇道に落ちていた地点まで。おそらく1kmは走っている。Uターンできそうなところがなかったからバックするしかなかった。しかも、後ろから追突されないように注意しなければならない。

 

バックしてしばらくすると、再び、車が動かなくなる。あらゆるところに吹き溜まりがある。1台くらい通れる道を探すため、窓を全開にし、顔を出しながらの運転。顔に雪がバシバシとあたる。涙なのか、雪が蒸発した水滴なのかもわからない。ここまで過酷な運転をしたのは初めてかもしれない。

 

そんなわけで私は外出先から自宅に帰ってきて、ご飯を食べ、湯船に浸かり、サッカーのアジアカップを見ながら、読書をして、こうして無事、ブログを更新している。

 

岡武士『世紀末ディスコ』を読み終わった。岡武士の書き方はクセになる。出版されている本を見ると、『世紀末ディスコ』以外は、『ナイン・ソウルズ』しかない。『ナイン・ソウルズ』は、数年前に一度、読んだ。久しぶりに再読しようと思っている。