たいてい他の本も読む。
最近、数冊の”中島らも”の本を読んだ。
今日、紹介する本は、その一冊、”今夜、すべてのバーで”。
本屋で”中島らも”の本を眺めていると、
主人公がドラッグをしていたり、アルコール依存症だったりが多い。
この前、紹介したガダラの豚の主人公もアルコール依存症だった。
そして、今日、紹介する”今夜、すべてのバーで”の主人公、小島容(いるる)もアルコール依存症。
酒浸りの日々を送っていた小島容の肝臓は悲鳴を上げ、病院に入院することになる。
その入院した数日間が、この本。
入院した数日間で、一冊の本を書けるってのもすごい。
入院した数日間を、飽きることなく読者に読ませるのもすごい。
本を読んでいると、
ただ明るい、暗いって話じゃない、
もっと、深くにある、それは経験したものしか伝えられない言葉を感じた。
中島らもが躁鬱病だったって話は聞いたことがあるけど、
ドラッグをやったり、アルコール依存症でもあったのかと、
中島らものことをちょっとだけ調べてみた。
”今夜すべてのバーで”は、自身の体験をもとにした小説だった。
”バンド・オブ・ザ・ナイト”って小説も読んだけど、
この本も、自伝的小説だということにはたまげた。
この本は、ドラッグの話。
中島らものことをちょっとだけ知って、
今度は、エッセイも読んでみたくなった。
今夜、すべてのバーで (講談社文庫)中島 らも講談社このアイテムの詳細を見る |
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