桜の開花宣言が、ちらほら俺の耳にも届き、
「今年は、桜前線と共に、北上できないなぁ」と桜が最後に到達する北の大地で、一人、嘆きながら待つ。
「また、いつか会いに行こう」と、思っていた一本の桜は、もう、そろそろ花開いた頃だろうか。
いつでも会える距離にいる時は、なかなか会いに行かず、
いざ、こうして、会えなくなると、淋しさを痛感する。
桜も、人も。
新潟にいる最後の数週間。
近かったのに、なかなか会っていなかった人達に、お礼を言いに行った。
「はぁ」と人の溜息を聞き、溜息が「ありがたい」って思うのは、こんな時くらいなもんだなと、初めての感覚をあじわう。
「また、すぐ遊びに来ますよ」
そう、人に言った言葉。
その言葉は、自分への慰めの言葉でもあった気がする。
また、会えるとわかっているのに、どうしてこんなに辛いのだろう?
個展でも、何度となく言う。
「また、ここでやらせてもらいますよ。早くて来年には来ます」
楽雲庵塾展2008「新潟」は、新潟にいた7年間の一つの区切り。
ただ、最後の個展ではない。
2008年の開幕を、新潟、N7でスタートを切った。
そう思っている。
今度は北海道。
いつか北海道でも、やりたいと思っていたからね。
楽雲庵塾。またの名を、北の男塾という。
北海道、最大級のフリーマーケットに参上。
北海道の塾生諸君よ、ぜひ。
★ゴールデンマーケットVOL.21
日時:4月26日(土)10:00‐17:00
場所:つどーむ(札幌市東区栄町885-1)
入場料:500円
※ゴールデンマーケットは、26日、27日の2日間ありますが、楽雲庵塾の出展は、土曜日ですので、お間違いなく。