どんまい

いろいろあるけれど、それでいい

こむらがえり

今年も残すところ3時間半。

 

録画していた『プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達』を観た。観ながら、以前、読んだSpotivaの記事を思い出した。

 

sportiva.shueisha.co.jp

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DeNAを戦力外になり、打撃投手になるが、その2年後、独立リーグのBC愛媛で現役復帰。130kmだった球速は150kmになったという。そして、今年の秋、入団テストを受けて、再び、DeNAに返り咲き。

 

今は、紅白歌合戦を観ている。もう何年ぶりだろう。こうして、ダラダラとした12月31日は、終わっていくのです。

 

大谷翔平とベーブ・ルース

今年もあと残すところ7時間と25分。

 

録画しておいた大谷翔平が特集されているテレビ番組を観た。大谷の記録で登場するのが、ベーブルースってすごいなと思いながら、気づいたら寝ていた。

 

それからひたすら書きかけの小説を書いて過ごしている。

地べたに胡座をかき、パソコンを打っているので、腰が痛くなってきた。

 

そんな12月31日午後16時38分。

 

 

1ミリも興味のないものをただただ義務感でインプットし続けた結果、感性が死んだ。

この年末の感じが好きだ。

 

昨日で、今年の仕事も終わった。久しぶりの連休に突入した。

 

昨日は、自宅に帰宅し、最新刊の結婚アフロ田中を読みながら、声を出し、笑った。shabby sic ポエトリーから届いたCDを聴きながら、書きかけの小説の続きを書いていた。小説も終章のみとなった。

 

今日は、朝、起きて、除雪をして、書斎を掃除し、観たかった映画を観た。マイクミルズの『20センチュリー・ウーマン』。私は、マイクミルズが好きだ。

 


【映画 予告編】 20センチュリー・ウーマン(30秒予告)

 

先日、読んだtwitterを思い出した。

  

20センチュリー・ウーマンを観終わったあと、外に煙草を吸いに行った。雪がキラキラしていて綺麗だった。

 

22:38分、これから、shabby sic ポエトリーから届いたCDを聴きながら、小説の続きを書く。

 

記憶とは、その人そのもの、オリジナルを意味する

雪はねを終え、自宅のポストを覗き込むと、小包が届いていた。shabby sic ポエトリーから届いた小包。shabby sic ポエトリーとは、新潟市古町にあるレコード屋さんの名前だ。出会ってから、もう10年になるのではないだろうか。

 

毎年のように12月になると、店主のタケアキさんにメールを送る。「今年もCDを選んで送ってください」という内容のメールに近況を添えて。

 

今年1年の自分のご褒美に3枚のCDを選んでもらい、買わせてもらう。今年は、haruka nakamura『アイル』は、私があらかじめお願いしたものなので、残りの2枚をタケアキさんに選んでもらった。

 

今年の3枚は、

志人/玉兎『映世観-うつせみ-』

Cutsign『SADistortion』

haruka nakamura『アイル』

 

今は、自宅で、志人/玉兎『映世観-うつせみ-』を聴きながら、このブログを更新している。志人/玉兎は、この季節にぴったりだ。

 

いつもCDと一緒にポストカードなんかを入れてくれるのだけど、その一枚に、「記憶とは、その人そのもの、オリジナルを意味する」と書かれている箇所があって、この言葉、何か、良いな、と思った。

 

2007年、私は、新潟市古町にあったGALLERY N7と出会った。そのギャラリーには、絵を描いている人、写真を撮っている人、音楽をしている人、キャンドルを作っている人などが集い、交流していた。GALLERY N7のコータさんから紹介してもらい、shabby sic ポエトリーのタケアキさんにも出会った。

 

この前、ふと、何を売って、何を売らないかも表現みたいものだな、と思った。絵を描くのも表現、写真を撮るのも表現であれば、店舗自体が、何かを表現しているようだと思った。shabby sic ポエトリーは、まさしくそんな店だ。

 

shabbysicpoetry.jp

 

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身動きが取れなくなった

北日本で暴風雪に警戒」

 

知っていたけれど、予想以上だった。私の住む町は、ホワイトアウトと言って、風が断続的に吹き、積もっていた雪が舞い、舞うというか乱舞し、視界がゼロになる。白の世界。昼間でもライトをつけないとならない。

 

仕事中に、そのホワイトアウトを避けて、車を走らせていた。いや、走らせていたつもりだった。私が走っていた道、いつも通っている道で、両側が畑という道だった。途中、ホワイトアウトが私の車を襲い、どこが道路なのかわからない状態となった。ゆっくりと、道を確認するように走っていたが、車が前に進まなくなり、車を降りて、吹き溜まりに突っ込んでいることに気づいた。片側が、畑に落ちているのかもわからなかった。車を前進しても吹き溜まりで進めず、バックしてもタイヤがスリップして動くことができない。

 

トランクに入れていたスリップしたタイヤの下に入れて脱出する道具を使い、バックするが脱出できない。トランクに誰かが片付け忘れていた泥がついた軍手を履き、スコップがなくて、スノーブラシで、非効率に雪をかき分ける。レレレのおじさんのように。何をしても動かない。ライトもハザードもつけているが、車に追突されないかと心配になる。会社の者を呼ぶか、JAFを呼ぶか、と頭を過ぎる。ただ、現在地を知らせる目印もない。

 

ステップワゴンだっただろうか、白のワンボックスが横に止まり、窓を開けた。私と同じ年代の女性が、「大丈夫ですか?引っ張る道具ありますか?」と訊いた。トランクを開けると、女性は、「それです」と言う。どこかに電話をし、「私の車だと、引っ張れないかもしれないので、今、車屋さんを呼びました」と言った。

 

マフラーが雪に埋まっていないかを確認し、車の中で暖を取る。車が追突しませんように、と願う。車屋さんを呼んでくれたという女性も路駐しハザードをつける。早く、この道を抜けたいだろうに、申し訳ない気持ちになる。

 

何分待っただろうか。雪の中からシルバーのBMWが現れた。インターネットで検索すると、SUVというタイプの車らしい。どうも、その車屋さんと車屋さんを呼んでくれた女性は、友達という感じで、女性は、何度も、「ありがとね」と言っていた。「じゃあニュートラルにしてください」と言われ、吹き溜まりから難なく脱出できた。私は、「お金はいくらでしょうか」と訊いた。いらない、と言う。腰を45度折り、一礼。女性のところに走り、再び45度に腰を降り、「ありがとうございました」と礼を言う。

 

私のズボンに纏わりついた雪は、水分となり、ズボン全体を濡らし、パンツも濡らした。パンツが濡れたのは、いつ以来だろうか。

 

車屋さんが、どこの車屋さんかはわかるので、年が明けたら、再度、菓子折りを持って、お礼をしにいこうと思っている。もちろん、女性の分も。

沈没する船で最後に降りるのは船長

部下と話をしていたら、何かの手違いで、1月3日、一人休めることになり、心の中で、「私が休みたい」とは思ったけれど、部下に「休んで良いよ」と言った。

 

こういう時、私は、沈没する船で最後に降りるのは船長と、自分に言い聞かせる。自分に甘い自分を戒めるために。

 

明日が仕事納め、と思ったら、今日の仕事終わりに電話が来て、いやあな予感がするなという電話を取ったら、案の定、12月29日、勤務をしなければならなくなった。

 

電話で良かったと思う。直接、会ったら顔が引き攣っていた。1月3日、休ませてもらえば良かったと思った。男に二言はない。あと2日で休み。

Flower Space Gravel

行きたかったFlower Space Gravelに行った。札幌市旭ヶ丘にある本店に行った。店内は、観葉植物だったり、多肉植物だったりが所狭しと飾られていた。見たことがない植物もあって、見ているだけで楽しかった。

 

枝ものを入れる花瓶を探した。灰色のベレー帽を被った店員に声をかけた。「どのような、お部屋ですか?」と訊かれ、「和モダンです」と言ったあとに、心の中で、「目指しています」と付け足した。それなら白の方が合いますね、と言った。私も、そうだと思った。

 

白の焼き物の花瓶を買った。3600円だった。枝ものは、赤い枝。なんという名前かは忘れた。正月ぽかった。花瓶に合わせて剪定もしてもらった。店員は、手際良く、バチバチと枝を切ってくれた。いろいろ質問をしてくれたんだけど、よくわからないので、おまかせします、とお願いをした。枝ものは居間に飾った。

 

黒松の苔玉も買った。以前も苔玉を買って長いこと、育てていたけれど、いつしか枯れた。店員は、「苔玉の育て方わかりますか?」と訊いた。わかります、と言ったが、本当のところはわからないに等しかった。もっとちゃんと訊けば良かった。黒松も正月ぽかった。後々、盆栽にしようと思っている。黒松の苔玉は玄関に飾った。

 

花のことは全然わからないけど、自宅に花を飾るのが好きだ。花というか、枝ものと苔玉だけど。

 

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うまく撮れない。

 

gravel-4187.com