北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

ニセコ・洞爺アール・ブリュットウィーク『感性のキオク』

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山々が美しく色づいている。

 

子どもの頃、母が紅葉を見ながら、綺麗だね、と言ったことを思い出した。そんなに綺麗かなあ、と、当時の私は思っていたけど、年を重ね、あの頃の母の感性に近づいたのか、あの時の母と同じく、綺麗だな、と山々を眺めた。

 

ニセコ・洞爺アール・ブリュットウィーク『感性のキオク』を見に出かけた。

 

参加店舗には、アール・ブリュット以外にも、店内にオブジェがあり、その作品を見るのも楽しかった。

 

例えば、グラウビュンデンには、渡辺浩樹『かげぼうし』というパルプや和紙を使った灯が展示されていて、木ニセコのぺインティングした牛の模型や、NEST AT THE TREESの木で作られた鹿なんかも良かった。

 

倶知安ニセコエリアを見たあとは、洞爺湖エリアへ。

 

toitaは、水の駅向かいの道路を挟んだ場所にある民家を改修したような店舗で、数人が店の前にいたので、あそこがtoitaかも、とわかった。

 

なぜ、店内に入らないのだろうかと思って近づくと、本日は、休業しているようだった。

 

店の看板は、裏返しになっていた。よくよく見ると、小さな字で、「すぐに戻ります」と書いてあったのでお昼休みでいないのかもしれない、と思った。インターネットで検索すると、今日は、休業日だとわかった。全ての展示が見れないのが残念だった。

 

仕方がないので、水の駅で、讃岐うどんを食べて、食べ終わった後に、車に戻ろうとしたら、また、toitaの前に、新たなお客さんが店舗に向かっているのが目に止まった。すぐに戻りますと書いてあった看板を思い出して、私は、再び、toitaに向かった。

 

同じように扉は閉まっていた。女性が、この扉はどう開けるのですか?と私に聞いてきたので、今日、お休みみたいです、と答えた。

 

店内から音楽が聞こえてきたので、ガラス越しに店内を眺めた。奥の方に人がいるようだった。

 

もしかしたら、入口は、この女性が言うように、別な場所にあるのかもしれない、と裏手に回り、裏手にあった扉を開くと、開いた。

 

白いエプロンをした女性が私を見た。

 

私は、その女性の表情を見て、この扉は開けてはいけなかったんだな。もしかしたら民家の扉を勝手に開けてしまったんだな、と思って、こちら店舗の入口じゃないみたいですね。すみません、と言った。

 

その白いエプロンをした女性は、今、正面を開けますので、よろしければ、どうぞ、と休業にも関わらず、開けてくれて、正面に回った私は、もう一人のお客さんにも、お礼を言われたりなんかして、楽器演奏を見た。

 

昨日、この会場でライブをした人らしく、今日は、帰る前に、一曲だけ披露してくれることになった、と店員さんは私に説明をしてくれた。

 

演奏が終わり、私も拍手をして、アール・ブリュットの作品を見せてもらった。アール・ブリュットの作品を見ながら、店内の商品も見て、良さそうな便箋があったので、買った。