妹と姪が実家に帰って来ているからと聞き、俺も実家に帰った。
深夜。
みんなが寝静まった頃に、むくっと起き出し、
俺は、パソコンの電源をつけた。
決して、作品作りをしている間は、この扉は開かないでください。
作品作りをしているところを見られると屁となって消えてしまいます。
プーと音だけを残して消えてしまいます。
夜中に、一人くだらないことを考えながら、
黙々と作品作りをする。
9月下旬、親父を喜ばせるための親父祭がメインイベントではあるが、
姪が生まれて100日経過したということで、
姪の100日祭も開催する。
喜ぶ家族は多ければ多い程良い。
みんな喜ばせたい。
姪の作品を作ってくれと妹に頼まれて、早100日。
もっと早く作る予定ではあったが、何せ、俺は作業が遅い。
どうせなら、親父祭の時に、
妹にもプレゼントを渡してやろうと、
黙々と作品作りをする。
妹と姪の朝は早い。
早朝5時。
扉の向こうから声が聞こえる。
俺は、作業を中断し、姪に挨拶をする。
挨拶を済ませ、遊ぶ。
遊んでいたら、昼。
「あの、頼んでいたものっていつくれるの?」妹が俺に訊く。
「親父祭の時にプレゼントする」
うっかり、本当にうっかり、口が滑った。
この瞬間、サプライズがサプライズではなくなった。
プー。
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