北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

それが俺の答え

ちょっと、待てよ。
何で、惑星は球なんだ?

全部が全部、同じ形なんて、ありえねぇだろ?
大きさは違えど、水星、金星、地球、火星、木星土星天王星海王星、全て球。

その惑星の一つの地球に住む塵のような存在、人間だって、8人いれば、意見が違うのによ。
ありえねぇ。

今まで、疑問にすら感じなかった当たり前のこと。
気になったから、ちょっと調べてみた。

なんか、重力の関係らしい。
あまりにも強い重力が、岩石をも砕き、
安定した形である球に落ち着く。

「う〜ん、なるほどね」とまではいかない。
空が、なぜ青いのかを調べた時もそうだったし、
海が、なぜしょっぱいのかを調べた時もそうだったけれど、
規模がでかい話は、俺に理解力がないのか、なるほどとまではいかない。

話は変わり、
以前、研修みたいなことがあって、
仕事を選んだ動機を言うことになった。

「人のため」
「人のため」
「人のため」

6〜7人、みんな全て人のため。
「みんなが、みんな同じなんて、ありえねぇ。なんか嘘くせぇな」とひねくれている俺は、1人で、「自分のため」と答えた。
「俺は、なりたい自分に近づくには、この仕事が一番だと思った」
そう答えた。

自分のためだけではないよ。
サービスを受ける人がいるからには、
自己満足で終わっちゃあ、
なんのための、誰のための、
サービスなんだってことにもなるしさ。

ただ、その時は、「嘘くせぇ。そんな良いやつばかりじゃねぇ」って思って、そう答えた。
いや、自分のためってのは、本当だし。

それから、数年生きて、
「この人は、本気で、人のためにって思ってるな」という人にも出逢い、
俺の人を見る目は浅はかでしたと思うに至ったんだけどね。


多くの人が同じ意見で、
自分だけが違うと、何か不安を感じる。
俺が間違っているのかと振り返る。

それで、また考えて、考えて、悩んで、悩んで、
やっぱり、俺は変わらないと思えば、
それが、俺の答え。


正しいことなんて、ひとつじゃないこともあるだろ。