「来月、お母さんと沖縄に行ってくる」
妹から、つい先日メールが届いた。
奇遇だ。
サーモン兄弟(1月31日の日記)から立て続けに書いてきた俺と家族との日記。
楽雲庵塾の存在は妹に知らせてあるが、たぶん見ていないだろう。
そんな中、届いた妹からの1通のメール。
いい加減、こんなにも家族との日記を書いていると恥ずかしく、むず痒くなってくるなあと思っていたさなか。
そろそろクダラナイコトを書こうと思っているさなか。
さらに偶然が重なる。
たまたま、昨日、子持ちの女性と世間話をしていると、
家族の話になり、俺はこの前届いたメールの話をした。
「妹が母と沖縄に行くらしいんですよ」って話をしていた。
すると、その子持ちの女性はこう言った。
「お母さんに小遣いを送ってやれば」
なかなか粋なアイディアだ。
想像だにしていなかった馬鹿ムスコからの一通の封筒。
中をあけると、1万円と短い手紙。
へっけっけ。
なんか想像すると楽しくなってきた。
そのさりげなさは、かっこいい。
ほんの1万円から、ちょっとしたしあわせが生まれるのなら、
行動にうつすべきだな。
そんな有意義な1万円の使い方も、たまあには良い。
そういうわけで、気が変わるといけない。
「思ったら、早速、行動だ」とばかりに、
母に送ったわけである。
現金書留の封筒を買い、その場で短い手紙を書く。
「半分はおかあのこづかいに
半分はおとうのおみやげに
つかってくれ」
昨日のことだから、母の元にはまだ届いていない。
妹は、たまあに親孝行を行動にあらわしているらしいけれど、
俺は、金をくれと言わないで、楽しく働いていることが親孝行だと、
勝手に思っている。
だから、こんな行動をするのは初めてだ。
それにしても、父はかわいそうだ。
いつも留守番。
まあ、オトウ。嘆くな。
昨日になって気がついたんだけど、
俺だけ携帯電話の家族割りに入っていない。