北の凡

いろいろあるけれど、それでいい

歴代勝利数第一位より歴代敗戦数第一位の方に惹かれる。

歴代勝利数第一位より、歴代敗戦数第一位の方に惹かれる。

 

なぜか?

 

負けても、負けても、挑戦するのがかっこよくうつるのか?自分も、そうありたいと思っているのか?そう思い込もうとしているのか?わからない。

 

この前も、同性で好きな人ってどんな人?と訊かれ、その時は、うまく答えられず、それからも考えていたんだけど、今なら、かっこ悪いのに、かっこいい人と答える。

 

どういうことかと言うと、不器用で、うまくできず、かっこ悪いのに、その姿勢が、真摯というか、真面目というか、そういう人を応援したくなる。ダメだなあ、とか言いながら。

 

2019年の野球シーズンも終わってしまったし、来シーズンまで文系野球だな、と一冊の本を手にとった。

 

村瀬秀信『4522敗の記憶 ホエールズベイスターズ涙の球団史』

 

4522敗。私は、その敗戦数に目が止まった。

 

ずっと気になっていた本で、3年くらい前に、ベイスターズファンの友達にプレゼントしたのか紹介した本で、当時、その友達が喜んでいた記憶だけはある。

 

村瀬秀信さんといえば、『止めたバットでツーベース』を、私は最初に読んで、ファンになり、最新刊の『ドラフト最下位』もおもしろかった。

 

今や、野球に関する作家さんの中で一番好きな作家さんで、ずっと気になっていた『4522敗の記憶』もこのたび、読んだ。

 

ベイスターズファンではなくても、一気に読んだ。ベイスターズファンの友達の気持ちが少しだけわかった。

 

子どもの頃は、強い者に惹かれたが、今は、弱い、弱いと言われている者が、強い者を倒した時の良さがわかる年になった。

 

今後、ベイスターズが優勝したら、私も感慨深く見るだろう。