本当の戦争の話をしよう。世界の「対立」を仕切るという本を読みながら、昨日、観たゴッドファーザーを思い出した。
ゴードファーザーは、大切な人を殺され(もしくは、殺されかけ)、その報復として、殺す。・・・と、思ったら、報復の報復をされる。心休まる暇がない。
ゴッドファーザーの中心的人物の一人、マイケル・コロリオーネも、若かりし頃は、徹底した報復を繰り返した。主人公の一人なのに、なんか、この人、好きになれないな、と、映画を観ていたんだけど、マイケル・コロリオーネが晩年になり、報復することをやめるんだよね。たぶん、報復は何の解決にもならないと気づくんだよね。私は、マイケル・コロリオーネの晩年であるゴッドファーザーのIIIが一番、好き。
報復をしても、何の解決にもならない。平和はおとずれない。
ゴッドファーザーは、マフィアの話だけど、戦争の構図と近いものがあるな、と本を読んでいる。
それぞれに正義がある。
まだ読んでいる途中なんだけど、この本は、戦争がただ悪いという話ではなく、気づきを与えてくれる。読んでよかった。